Okta Access Certificationを使ってADグループメンバーシップを管理する

双方向のグループ管理とActive Directory(AD)を併用するには、ADグループを使ってレビューのためのアクセス認定キャンペーンをセットアップします。レビュアーはグループメンバーシップを評価でき、取り消すユーザーを選択できます。その上で、キャンペーンの概要を確認し、指定したADグループから削除されたユーザーをリスト表示できます。

開始する前に

この機能の使用には要件があります。

  • ADをソースとするグループをリソースとして有するアクセス認定キャンペーン。「キャンペーンを作成」を参照してください。

  • 次のようにセットアップされたActive Directory統合:

    • デプロイされ、使用可能なOkta Active Directory Agent

    • プロファイルソースとして設定されたActive Directory

    • ジャストインタイム(JIT)プロビジョニングが有効

  • ユーザーに対して後続の操作(ADグループへのユーザーの追加や削除など)を実行する前に、増分インポートまたはフルインポートを実行する必要があります。
  • グループからユーザーを削除できるのは、ユーザーがそのグループの直接メンバーである場合のみです。ユーザーがADグループを継承した場合、ネストされたグループメンバーシップ構造が原因で削除できない場合があります。

タスクの開始

  1. ADグループを使ってレビューのためのアクセス認定キャンペーンをセットアップします。指定のADグループ内のユーザーは、アクセス認定キャンペーンに含まれます。
  2. レビュアーは、グループ内のユーザーのグループメンバーシップをレビューするための保留中のアクションを確認します。レビュアーがユーザーに取り消しのマークを付けると、そのユーザーはオンプレミスのADグループから削除されます。Oktaは、ユーザーのプロファイルとグループメンバーシップを更新します。
  3. 指定したADグループから削除されたユーザーについては、アクセス認定キャンペーンの概要で確認します。これは、Admin Console[Directory(ディレクトリ)][Group(グループ)][People(ユーザー)]の下のグループメンバーシップで検証することもできます。

次の状況では、レビュアーはアクセスを手動で修復しなければならない場合があります。

  • ユーザーのグループメンバーシップが、ネストされたグループを通じて付与されている。この場合、レビュアーはネストされた特定のグループからのユーザーのアクセス権を取り消す必要があります。
  • Oktaに接続されたエージェントがない。
  • ADとの接続がタイムアウトになる。
  • ADでのアクセスの取り消しに必要な権限がエージェントにない。

関連項目

Active Directoryを使った双方向のグループ管理