SSOを使用できるようにWindowsブラウザーを構成する
IWA SSOは、ブラウザーを構成しないことを選択した場合も機能するかもしれませんが、ブラウザータイプの関連情報を確認し、ご使用の環境で適切である場合は、説明に従ってブラウザーを構成することをお勧めします。
Microsoft Edgeブラウザーはサポートされていません。
- OktaテナントのURLと、デスクトップSSO IWA WebエージェントをホストするサーバーのURLを信頼できるゾーンに追加します。
hostname.companyname.comというURLは、当該サーバーの完全修飾ドメイン名です。たとえば、my-iis7-host.corp.acme.comのようになります。このURLを[Trusted Sites zone(信頼済みサイトのゾーン)]に信頼済みサイトとして表示するだけでは不十分です。
ほとんどの組織は、ユーザーのインターネットオプションでこの設定を構成するためにグループポリシーをセットアップしています。
- Windowsの[Control Panel(コントロールパネル)]で を選択します。
- [Add this website to the zone(このWebサイトをゾーンに追加する)]フィールドに次のように入力します。
必要に応じて、https://hostname.companyname.comまたはhttp://hostname.companyname.comおよびhttps://_subdomain_.okta.comまたはhttps://_subdomain_.okta-emea.comまたはhttps://_subdomain_.oktapreview.comまたはhttps://_subdomain_.okta-gov.com。
- [Add(追加)]をクリックします。
- [OK]を2回クリックして、[Internet Options(インターネットオプション)]を閉じます。
- ブラウザーを構成します。
- Internet Explorerで、 を選択します。
- [Advanced(詳細設定)]タブをクリックして、下にスクロールして[Security(セキュリティ)]設定に移動し、[ Enable Integrated WindowsAuthentication(Integrated Windows Authenticationを有効にする)]をオンにします。
- [OK]をクリックします。
Internet Explorerがセッションクッキーを保存できることを確認します(
タブ)。保存できない場合は、SSOも、標準のサインイン機能も動作しません。以下の構成では、FirefoxがIWAによってKerberosチケットを適切に渡せるようになりますが、HTTPSページからHTTPページへの移行については引き続き警告が表示されます。この問題を解決するには、IWAをHTTPSモードで展開します。
- Firefoxの アドレスバーにabout:configと入力します。
Firefoxバージョン3.x以降では、警告メッセージが表示されます。ボタンをクリックしてメッセージを消去し、続行します。
- 構成ページが読み込まれたら、[Search(検索)]フィールドに次のように入力します。 network.negotiate-auth.trusted-uris
- このフィールドには、IWAサーバーのホスト名が一覧表示されます。2つ以上のIWAインスタンスが展開されている場合は、複数の値がコンマ「,」で区切られて表示されます。
IWAホストサーバーの完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力することをお勧めします。入力しない場合は、次の値をTrueに切り替える必要もあります。
複数のホスト名を入力する場合、順序は重要ではありません。
network.automatic-ntlm-auth.allow-non-fqdnnetwork.negotiate-auth.allow-non-fqdn - 上記のそれぞれの[Value(値)]列を右クリックして、値をTrueに切り替えます。
- [OK]をクリックします。
IWAはChrome for Windowsでは自動的に有効になり、機能は許可リスト主導になります。Kerberosチケットを提供するようにサイトがブラウザーに求めたときは、サイトが許可リストにある場合にのみブラウザーがサイトにチケットを提供します。
許可リストは、起動時に次のコマンドラインパラメーターを使用することでブラウザーに提供されます。
--auth-server-allowlist=例:
--auth-server-allowlist="*hostname.companyname.com"これにより、hostname.companyname.comで終わるURLが許可リストに含まれていることがChromeに通知されます。「*」プレフィックスを付けない場合、URLは完全に一致する必要があります。
hostname.companyname.comという値は、OktaIWA Webエージェントをホストしているサーバーを示します。
'--auth-server-allowlist'というコマンドラインパラメーターが起動時に指定されていないと、許可リストにはローカルマシンまたはローカルインターネットセキュリティゾーン内のサーバーが含まれます。この動作はInternet Explorerと一致しています。
WindowsでChromeを起動し、このコマンドラインパラメーターを指定するには、次の手順を実行します。
- デスクトップのChromeアイコンを右クリックするか、[Google Chrome]を右クリックし、[Properties(プロパティ)]を選択します。 を選択して
- [Target(対象)]フィールドで、既存の値の末尾にカーソルを移動し、新しいコマンドラインパラメーターのテキストを追加します。
- [OK]をクリックします。