MDM管理対象Androidデバイスのネイティブアプリとブラウザーに対してOktaDevice Trustを強制適用する

早期アクセスリリース。「セルフサービス機能を有効にする」を参照してください。

Okta Device Trust for Androidは、アンマネージドAndroidデバイスがブラウザーやネイティブアプリを通してエンタープライズサービスにアクセスすることを防止します。

MDMマネージドAndroidデバイスのネイティブアプリとブラウザーに対してOkta Device Trustを強制適用する方法を示す図。

前提条件

  • Android 5.1(Lollipop)以降を実行するAndroidデバイス
  • Google Playサービス
  • Androidエンタープライズ管理
  • マネージドアプリの構成をサポートする任意のモバイルデバイス管理(MDM)プロバイダー
  • アプリ:
    • Android SAMLあるいはWS-Fedクラウドアプリ
    • Okta Mobile 5.14.0+ for Android、MDMプロバイダーが管理

開始する前に

  • このDevice TrustソリューションにはGoogle Playが必要 — Google Playサービスを実行していないAndroidデバイスはOkta Device Trustではサポートされていません。
  • 場合によっては[Back(戻る)]ボタンをタップするとアプリへのアクセスが防止される — Okta MFAを実装するOrgでは、MFAチャレンジを満たした後AndroidデバイスのBackボタンをタップすると、ユーザーはアクセスしようとしているDevice TrustでセキュアなアプリではなくOktaホームページにリダイレクトされます。影響を受けるエンドユーザーには、[Back(戻る)]ボタンをタップせずに再試行するようにアドバイスします。
  • Okta Mobileや管理ヒントをデバイスにプッシュする際に遅延することがある — MDMがマネージドOkta Mobileアプリや管理ヒントをAndroidデバイスにプッシュする際に長い遅延が生じることがあります。この遅延は、場合によっては無期限です。この問題はGoogleに起因しており、Googleが認識しています。
  • Trust(信頼)またはNot trusted(非信頼)条件でのサインオンポリシールール — 信頼または非信頼条件で構成されたアプリのサインオンポリシールールを処理する場合、Oktaは通常のルール処理を一時停止し、Okta Mobileを使用してデバイスが信頼できるかどうかを評価します。Oktaによってデバイスが非信頼と評価された場合、以下のいずれかが行われます。
    • 非信頼デバイスを拒否するようにサインオンポリシールールを構成した場合、ユーザーはMDMプロバイダーへ登録するように求められます。
    • 非信頼デバイスを使用するユーザーにMFAチャレンジを与えるようにサインオンポリシールールを構成した場合、そのユーザーにMFAチャンレンジが提示されます。
  • エンドユーザーがアプリサインインページにリダイレクトされないことがある — Device Trustソリューションが有効になっている場合、エンドユーザーがOkta連帯認証GmailまたはSalesforceアカウントにサインインした後そのアカウントを削除すると、アプリのサインインページではなくOktaホームページにリダイレクトされます。
  • Oktaがパスワードなし認証をサポートするのはOffice 365アプリのみ(Okta Mobileがインストールされていることが前提)ー他のすべてのアプリでは、エンドユーザーに資格情報を入力するためのOktaサインインページが表示されます。ユーザーはその後、Okta MobileでDevice Trustステータスを評価することが求められます。デバイスが信頼されている(MDMに登録されている)場合、エンドユーザーはアプリにアクセスできます。Okta Mobileがデバイスを信頼できないと評価した場合、次のいずれかが発生します。
    • 非信頼デバイスを拒否するようにサインオンポリシールールを構成した場合、該当するデバイスを使用するユーザーはMDMプロバイダーへ登録するように求められます。
    • 非信頼デバイスを使用するユーザーにMFAチャレンジを提示するようにサインオンポリシールールを設定した場合、該当するユーザーにはMFAチャレンジが提示されます。
  • このDevice TrustソリューションでOkta連携認証MDMアプリケーションをセキュアにする — Oktaでは、Not Trusted - Deny(非信頼 - 拒否)アプリサインオンポリシーをOkta連携認証MDMアプリケーションに適用しないよう推奨しています。適用した場合、新規ユーザーがデバイスをMDMアプリケーションに登録できなくなり、その他のDevice Trustで保護されたアプリにアクセスすることができなくなります。
  • Device Trustによって保護されたアプリは、Okta End-User Dashboard(Oktaエンドユーザーダッシュボード)にロック済みとして表示されます。次の条件下でDevice Trustによって保護されたアプリの横に、ロックアイコンが表示されます。

    • エンドユーザーがデスクトップまたはモバイルのブラウザー(Okta Mobile以外)でダッシュボードにアクセスした。
    • OrgでDevice Trustが有効になっている。
    • デバイスが信頼されていない。
    • エンドユーザーがダッシュボードからDevice Trustで保護されたアプリにアクセスしようとした。

手順

ステップ1. OrgのグローバルDevice Trust設定を有効にする

  1. Admin Consoleで、[Security(セキュリティ)][Device Trust(Device Trust)]に移動します。
  2. Android Device Trust]セクションで、[Edit(編集)]をクリックします。
  3. [Enable Android Device Trust(AndroidのDevice Trustを有効化)]を選択します。
  4. MDMプロバイダーに対応するオプションを選択します。
    MDMオプション
    Workspace ONE UEM

    (旧称AirWatch)

    • [Trust is established by(信頼の確立元)]:VMware
    • [Integration type(統合タイプ)]:Oktaクライアントベース(Workspace ONE UEM
    Microsoft Intune
    • [Trust is established by(信頼の確立元)]:Microsoft Intune
    MobileIron
    • [Trust is established by(信頼の確立元)]:MobileIron
    上記以外
    • [Trust is established by(信頼の確立元)]:その他
    • [Integration type(統合タイプ)]:Oktaクライアントベース
    重要:SAMLベース・オプションは選択しないでください。このDevice Trustソリューションには適用されません。
  5. [Next(次へ)]をクリックします。
  6. フィールドの横にあるコピーアイコンをクリックして、提供された[Secret Key(秘密鍵)]をクリップボードにコピーします。この[Secret Key(秘密鍵)]は、ステップ2で説明するように、後でMDMプロバイダーのアプリ構成に入力します。

    提供される秘密鍵の値をメモします。この値が表示されるのはこの時のみです。[Reset AndroidSecret Key(Android秘密鍵をリセット)]ボタンをクリックして新しいSecret Key(秘密鍵)を生成するときは、MDM構成も新しいキーで更新します。

  7. [Mobile device management provider(モバイルデバイス管理プロバイダー)]フィールドでMDMプロバイダーの名前を追加または変更します。このフィールドの内容は、エンドユーザーがデバイスを登録したときに表示されます。
  8. [Enrollment link(登録リンク)]フィールドに、デバイスを登録していないエンドユーザーのリダイレクト先Webアドレスを入力します。たとえば、これらのユーザーを登録手順が記載されたページや選択したMDMの登録ページにリダイレクトすることができます(MDMプロバイダーがWebベースの登録をサポートしている場合)。
  9. [Save(保存)]をクリックします。

  10. ステップ2に進みます。

ステップ2. OktaをサードパーティMDMプロバイダーに統合する

推奨MDM機能

最低限、MDMはマネージドアプリの構成をサポートしている必要があります。最良の結果が得られるよう、以下の機能を持つMDMと統合することをお勧めします。

  • 選択したMDMにエンドユーザーが登録したときに、エンドユーザーのデバイスにサイレントかつ自動的にインストールされるようにOkta Mobileを設定する
  • エンドユーザーが選択したMDMに登録したときに、エンドユーザーのデバイスのワークプロファイルがサイレントかつ自動的にインストールされるようにOkta Mobileを設定する
  • マネージドアプリの構成を使用してキーと値のペアを構成する

ベストなエンドユーザーエクスペリエンスを提供

エンドユーザーのAndroidデバイスがMDMプロバイダーにすでに登録されていて、Okta MobileがMDMプロバイダーのアプリストアを通じてデバイスのワークプロファイルにサイレントにインストールされている場合、管理対象の企業リソースにアクセスする際のエクスペリエンスが向上します。Okta Mobileがまだワークプロファイルにインストールされていない場合、MDMアプリストアからインストールするためのガイドがエンドユーザーに表示されます。Okta Mobileがインストールされているが、まだMDMプロバイダーによって管理されていない場合、エンドユーザーはDevice Trustで保護されたアプリにアクセスする前に、アプリ管理プロセスを通して手順が示されます。

  1. Okta Mobileを管理し、まだインストールされていない場合はエンドユーザーのデバイスにインストールするようにMDMプロバイダーを構成します。
  2. それぞれのドキュメントに記載されているように、MDMプロバイダーのマネージドアプリ構成を通じてキーと値のペアを構成します。
    • [Key(キー)]:ドメイン
    • [Value(値)]:Okta orgのURLを入力します
    • [Key(キー)]:managementHint
    • [Value(値)]ステップ1で保存した[Secret Key(秘密鍵)]の値を使用します。

      注:キーと値のペアでは大文字と小文字が区別されます。

    例:MDMがXMLを必要とする場合、次のようなXML形式を使用します。

    コピー
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd>
    <plist version="1.0">
    <dict>
    <key>Domain</key>
    <string>https://"Your domain".okta.com</string>
    <key>managementHint</key>
    <string>"secret key goes here"</string>
    </dict>
    </plist>

    構成のヒント

    以下は、選択されたMDMアプリケーションでキーと値のペアを構成する際のヒントです。MDM構成は予告なしに変更される場合があるため、常にMDMのドキュメントを参照し、最新情報を確認することをおすすめします。

    VMware

    Workspace ONE UEMのあるOkta Mobileの追加、割り当て、管理には、以下のWorkspace ONE UEM資料に示す手順に従ってください。

    アプリケーションの割り当て手順で、以下の設定を次のように構成してください。

    • [Managed Access(管理アクセス)]:[Enable(有効)]
    • [App Delivery Method(アプリの配信方法)]:[Auto(自動)]
    • [Application Configuration(アプリケーションの構成)]
    • [Domain(ドメイン)]:Okta orgのURLを入力します。
    • [Username(ユーザー名)]:Okta orgのユーザー名を入力します。
    • [Management Hint(管理のヒント)]ステップ1で保存した[Secret Key(秘密鍵)]の値を入力します(注:この値では大文字と小文字が区別されます)。

    Microsoft Intune

    Microsoft IntuneOkta Mobileを管理する方法については、Microsoft Intuneのドキュメント「Add app configuration policies for managed Android Enterprise devices」に記載されている手順を実行してください。

    • [Device enrollment type(デバイス登録タイプ)] :[Managed devices(管理対象デバイス)]
    • [Associated App(関連アプリ)]Okta Mobile
    • [Configuration settings format(構成設定の形式)]:構成デザイナーを使用
    • [Domain (string)(ドメイン(文字列))]:Okta orgのURLを入力します
    • [Username (string)(ユーザー名(文字列))]:Okta orgのユーザー名を入力します
    • [Management Hint (string)(管理のヒント(文字列))]ステップ1で保存した[Secret Key(秘密鍵)]の値を入力します(注:この値では大文字と小文字が区別されます)。

    MobileIron

    MobileIronOkta Mobileを管理する方法については、MobileIronのドキュメント「App Configuration」に記載されている手順を実行してください。

    [App Configurations(アプリ構成)]画面で、以下の設定を構成します。

    • [Install on device(デバイスへのインストール)]
    • [Managed Configurations for Android(Android用のマネージド構成)]

      [Domain(ドメイン)]:Okta orgのURLを入力します。

      [Username(ユーザー名)]:Okta orgのユーザー名を入力します。

      [Management Hint(管理のヒント)]ステップ1で保存した[Secret Key(秘密鍵)]の値を入力します(注:この値では大文字と小文字が区別されます)。

  3. ステップ3に進みます。

ステップ3. Oktaでアプリサインオンポリシールールを構成する

アプリサインオンポリシールールについて

[App Sign On Rule(アプリサインオンルール)]ダイアログボックス内のすべてのクライアント​オプションはデフォルトで事前選択されています。アプリへのアクセスを詳細設定するには、以下を反映させるルールを作成します。

  • 対象となるユーザー、または対象者が属するグループ
  • 対象者がネットワークに接続しているか、接続していないか、定義されたネットワークゾーンに属しているか
  • 対象者のデバイスで実行されているクライアントのタイプ(Office 365アプリのみ)
  • 対象者のモバイルまたはデスクトップ​デバイスのプラットフォーム
  • 対象者のデバイスが信頼されているかどうか

サインオンポリシールールへの許可リストによるアプローチ

  1. アプリへのアクセスを許可するシナリオをサポートする1つまたは複数の許可ルールを作成し、これらのルールに最高優先度を割り当てます。
  2. ステップ1で作成した許可シナリオに一致しないユーザーに適用するキャッチオール拒否ルールを作成します。キャッチオール拒否ルールに、デフォルトルールのすぐ上の最低優先度を割り当てます。ここで説明した許可リストのアプローチでは、デフォルトルールは事実上キャッチオール拒否ルールで否定されるため、これに達することはありません。

アプリサインオンポリシールールの作成に関する重要なセキュリティ情報については、「アプリのサインオンポリシー」を参照してください。

手順

:この例は、Office 365へのアクセスを管理するためのDevice Trustルールを示しています。他のアプリでは、[If the user's client is any of these(ユーザーのクライアントが次のいずれかに該当する場合)]セクションは表示されません。

  1. Admin Console[Applications(アプリケーション)] [Applications(アプリケーション)] に進み、Device Trustで保護するSAMLまたはWS対応アプリをクリックします。
  2. [Sign On(サインオン)]タブをクリックします。
  3. 下にスクロールして[Sign On Policy(サインオンポリシー)]に移動し、[Add Rule(ルールを追加)]をクリックします。
  4. 次の例をガイドとして使用して、1つ以上のルールを構成します。

この例では、WebブラウザーおよびModern Authクライアントへのアクセスを許可してすべてのアクセスにMFAを要求し、非信頼Androidデバイスへのアクセスは拒否するアプリサインオンポリシーを作成する手順を示します。

ルール例1:Webブラウザーまたはモダン認証、Android、信頼できる、アクセスを許可+ MFA

  1. ルールの記述名を入力します。
  2. [PEOPLE(ユーザー)]で、ルールを個人のみに適用するか、個人とグループに適用するかを指定します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  3. [LOCATION(ロケーション)]で、ルールを適用するユーザーのロケーションを指定します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  4. [CLIENT(クライアント)]で、次の設定を構成します。

    [Web browser(Webブラウザー)]を選択します。

    [Modern Auth client(Modern Authクライアント)]を選択します。

    [Exchange ActiveSync client(Exchange ActiveSyncクライアント)]を選択解除します。

    モバイル

    [iOS]を選択解除します。

    [Android]を選択します。

    [Other mobile(他のモバイル)]を選択解除します。

    デスクトップ

    [Windows]を選択解除します。

    [macOS]を選択解除します。

    [Other desktop(他のデスクトップ)]を選択解除します。

  5. [Device Trust]で以下を構成します。

    [Device Trust] セクションの[Trusted(信頼)][Not trusted(非信頼)]オプションは、[Client(クライアント)]セクションの以下のオプションがどれも選択されていない場合にのみ選択可能です。

    • [Exchange ActiveSync or Legacy Auth client(Exchange ActiveSyncまたはレガシー認証クライアント)]
    • [Other mobile (for example, BlackBerry)(他のモバイル(BlackBerryなど))]
    • [Other desktop (for example, Linux)(他のデスクトップ(Linuxなど))]

    [Any(すべて)]を選択解除します。

    [Trusted(信頼)] を選択します。

    [Not trusted(非信頼)]を選択解除します。

  6. [Access(アクセス)]を構成します。

    [Allowed(許可)]を選択します。

    [Prompt for factor(要素をプロンプト)]を選択します。

  7. [Save(保存)]をクリックします。
  8. ルール2を作成します。

ルール例2:Webブラウザーまたはモダン認証、Androidを除くすべてのプラットフォーム、任意の信頼、アクセスを許可+ MFA

  1. ルールの記述名を入力します。
  2. [PEOPLE(ユーザー)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じユーザーオプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  3. [LOCATION(ロケーション)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じ[Location(ロケーション)]オプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  4. [CLIENT(クライアント)]で、次の設定を構成します。

    [Web browser(Webブラウザー)]を選択します。

    [Modern Auth client(Modern Authクライアント)]を選択します。

    [Exchange ActiveSync client(Exchange ActiveSyncクライアント)]を選択解除します。

    モバイル

    [iOS]を選択します。

    [Android]を選択解除します。

    [Other mobile(他のモバイル)]を選択します。

    デスクトップ

    [Windows]を選択します。

    [macOS]を選択します。

    [Other desktop(他のデスクトップ)]を選択します。

  5. [Device Trust]で以下を構成します。

    [Device Trust] セクションの[Trusted(信頼)][Not trusted(非信頼)]オプションは、[Client(クライアント)]セクションの以下のオプションがどれも選択されていない場合にのみ選択可能です。

    • [Exchange ActiveSync or Legacy Auth client(Exchange ActiveSyncまたはレガシー認証クライアント)]
    • [Other mobile (for example, BlackBerry)(他のモバイル(BlackBerryなど))]
    • [Other desktop (for example, Linux)(他のデスクトップ(Linuxなど))]

    [Any(すべて)]を選択します。

    [Trusted(信頼)]を選択解除します。

    [Not trusted(非信頼)]を選択解除します。

  6. [Access(アクセス)]を構成します。

    [Allowed(許可)]を選択します。

    [Prompt for factor(要素をプロンプト)]を選択します。

  7. [Save(保存)]をクリックします。
  8. ルール3を作成します。

ルール例3:Webブラウザーまたはモダン認証、Android、信頼できない、アクセスを拒否

  1. ルールの記述名を入力します。
  2. [PEOPLE(ユーザー)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じユーザーオプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  3. [LOCATION(ロケーション)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じ[Location(ロケーション)]オプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  4. [CLIENT(クライアント)]で、次の設定を構成します。

    [Web browser(Webブラウザー)]を選択します。

    [Modern Auth client(Modern Authクライアント)]を選択します。

    [Exchange ActiveSync client(Exchange ActiveSyncクライアント)]を選択解除します。

    モバイル

    [iOS]を選択解除します。

    [Android]を選択します。

    [Other mobile(他のモバイル)]を選択解除します。

    デスクトップ

    [Windows]を選択解除します。

    [macOS]を選択解除します。

    [Other desktop(他のデスクトップ)]を選択解除します。

  5. [Device Trust]で以下を構成します。

    [Device Trust] セクションの[Trusted(信頼)][Not trusted(非信頼)]オプションは、[Client(クライアント)]セクションの以下のオプションがどれも選択されていない場合にのみ選択可能です。

    • [Exchange ActiveSync or Legacy Auth client(Exchange ActiveSyncまたはレガシー認証クライアント)]
    • [Other mobile (for example, BlackBerry)(他のモバイル(BlackBerryなど))]
    • [Other desktop (for example, Linux)(他のデスクトップ(Linuxなど))]

    [Any(すべて)]を選択解除します。

    [Trusted(信頼)]を選択解除します。

    [Not trusted(非信頼)]を選択します。

  6. [Access(アクセス)]を構成します。

    [Denied(拒否)]を選択します。

  7. [Save(保存)]をクリックします。

例:Rule 4 – Any client type; All platforms; Any Trust; Deny access

  1. ルールの記述名を入力します。
  2. [PEOPLE(ユーザー)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じユーザーオプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  3. [LOCATION(ロケーション)]で、[Rule 1(ルール1)]で選択したものと同じ[Location(ロケーション)]オプションを選択します。このオプションは、この例で作成するすべてのルールで同じにする必要があります。
  4. [CLIENT(クライアント)]で、次の設定を構成します。

    [Web browser(Webブラウザー)]を選択します。

    [Modern Auth client(Modern Authクライアント)]を選択します。

    [Exchange ActiveSync client(Exchange ActiveSyncクライアント)]を選択します。

    モバイル

    [iOS]を選択します。

    [Android]を選択します。

    [Other mobile(他のモバイル)]を選択します。

    デスクトップ

    [Windows]を選択します。

    [macOS]を選択します。

    [Other desktop(他のデスクトップ)]を選択します。

  5. [Device Trust]で以下を構成します。

    [Device Trust] セクションの[Trusted(信頼)][Not trusted(非信頼)]オプションは、[Client(クライアント)]セクションの以下のオプションがどれも選択されていない場合にのみ選択可能です。

    • [Exchange ActiveSync or Legacy Auth client(Exchange ActiveSyncまたはレガシー認証クライアント)]
    • [Other mobile (for example, BlackBerry)(他のモバイル(BlackBerryなど))]
    • [Other desktop (for example, Linux)(他のデスクトップ(Linuxなど))]

    [Any(すべて)]を選択します。

    [Trusted(信頼)]を選択解除します。

    [Not trusted(非信頼)]を選択解除します。

  6. [Access(アクセス)]を構成します。

    [Denied(拒否)]を選択します。

  7. [Save(保存)]をクリックします。

Rule 5: Default sign on rule – Any client, All platforms; Any Trust; Allow access

デフォルトサインオンルールは作成済みであり、編集できません。この例では、デフォルトルールがルール4により実質的に無効化されているため、デフォルトルールに到達することはありません。

既知の問題

  • IntuneがMDMプロバイダーである場合、このDevice Trustソリューションを使用するときO365はサポートされていない — Microsoft IntuneがMDMプロバイダーで、Oktaに連携認証されている場合、Not Trusted --> Deny(非信頼 --> 拒否)アプリサインオンポリシーをOkta連携認証済みO365アプリに適用すると、アンマネージドAndroidデバイスを使用するエンドユーザーはデバイスをIntuneに登録できなくなります。これは、O365アプリサインオンポリシーがIntuneにも適用されるためです。Oktaはこの問題を調査中です。それまでの間、Microsoft Intune MAMを使用してO365アプリへのアクセスを管理し、このOkta Device Trustソリューションは他の機密性の高いアプリへのアクセスを管理するために使用することをお勧めします。
  • Android 10(Q)以降のバージョンがこのソリューションではサポートされない―Googleが実施した変更により、Android 10以降が搭載されたデバイスはOktaなどのISVに信頼状態(信頼/非信頼)を通知することができません。その結果、Android 10以降のバージョンを実行しているデバイス上のネイティブアプリまたはChromeからの認証リクエストはNot Trusted(非認証)として表示されます。このシナリオでは、デバイス・ポスチャーが正しく評価されるよう、OktaはユーザーにOkta Mobileを通して保護リソースにアクセスするように求めます。
  • このDevice Trustソリューションに登録していない iPadユーザーに追加のプロンプトが表示される — Safariを使用して未登録iPadからDevice Trustのセキュアなアプリにアクセスするエンドユーザーは、[Tap here to connect(ここをタップして接続)]リンクをタップするように求められます。リンクをタップすると、デバイスの登録フローを通して手順が表示されます。Okta Mobileダッシュボードからネイティブアプリにアクセスする場合、このプロンプトは表示されません。
  • Outlookへの認証でUXの問題が生じる可能性がある:Outlook用に構成されているDevice Trustサインオンポリシーを使用するOrgのAndroidデバイスユーザーが、Outlookに対して認証するときにOutlookがハングするなどのUXに関する問題が発生することがあります。この問題は、Microsoftが最近Outlookアプリに加えた変更に関連しており、これにより連携認証フロー中でのOkta Sign-In Widget の取り扱いに影響が出たことによるものです。解決策は、Outlookを強制的に閉じてから再試行することです。Oktaはこの問題をMicrosoftに通知済みです。