制約付き委任用のWindows Server IISを構成する
ここでは、制約付き委任用のMicrosoft Windows Internet Information Services(IIS)サーバーを構成および検証する方法について説明します。
Access Gatewayでサポートされるのは、ISSサーバーのホスト名であるデフォルトIISアプリとの接続のみです。IISにより多くのサイトが構成されている場合、この機能を使用するにはOktaプロフェッショナルサービスが開発したカスタムソリューションが必要になります。
制約付き委任を構成する
- Microsoft Windows ServerでIISアプリケーションを起動します。
- [接続]ペインで[Sites(サイト)]フォルダーを開き、[Default Web Site(デフォルトWebサイト)]をクリックします。
- [デフォルトWebサイトホーム]ペインで[Authentication(認証)]をダブルクリックします。
- 次のオプションを構成します:
- [Anonymous access(匿名アクセス)]:無効
- [Windows Authentication(Windows認証)]:有効
- IISアプリケーションを終了します。
- [Active Directoryユーザーとコンピューター]アプリケーションを起動します。
- 「Kerberosサービスを追加する」で作成したAccess Gatewayサービスアカウントユーザーを探して選択します。
- ユーザー名を右クリックし、[Properties(プロパティ)]を選択します。
- [Delegation(委任)]タブを選択します。
- [Trust this user for delegation to specified services only(指定されたサービスへの委任でのみこのユーザーを信頼する)]を選択し、[Use any authentication protocol(任意の認証プロトコルを使用する)]を選択します。
- [Add(追加)]をクリックします。
- IISホストを委任に追加します。
- [Check Names(名前をチェックする)]をクリックし、サーバーがドメインに参加していることを確認します。
- [OK]をクリックします。
- [サービスを追加]ダイアログボックスで委任プロトコルを選択し、[OK]をクリックします。
- IISアプリケーションを終了します。
制約付き委任を検証する
- [Active Directory Users and Computers(Active Directoryユーザーとコンピューター)]アプリケーションを起動します。
- Access Gatewayインスタンスを選択します。
- をクリックします。
- Access Gatewayユーザーを作成し、[Next(次へ)]をクリックします。
- Access Gateway管理者UIコンソールに戻ります。
- [Settings(設定)]に移動します。
- [Simulate(シミュレーション)]をクリックします。
- [Test AD User(ADユーザーをテスト)]および[Test Web Resource(Webリソースをテスト)]フィールドを完了します。テストユーザーとIISサーバーホストのFQDN値を使用します。