管理者の再指定を実行する

管理者の再指定は、クラスターにノードを追加して、それを管理者ノードにするプロセスです。

クラスター内のノードのバージョンは、2020.8.3以上である必要があります。2023.12.0以降のバージョンのワーカーノードがあるときは、ノードのバージョンも2023.12.0以上である必要があります。「バックアップと復元」および「Access Gatewayのアップグレード」を参照してください。

指定したノードが管理者ノードになるまでは、再指定プロセスの管理は現在の管理者ノードによって行われます。新しい管理者ノードは再指定プロセスを引き継ぎ、プロセスを完了します。

元の管理者ノードは利用可能ですが、スタンドアロンインスタンスに変更されます。

元の管理者ノードは、プロセスの完了後に破棄するか、ワーカーノードとしてクラスターに戻すことができます。

次の図は、再指定ワークフローの各段階を説明しています。

Access Gateway管理者ノードの再指定の概要

管理者の再指定タスク

  • クラスターに新しいワーカーノードを追加するか、既存のワーカーノードを選択します。このノードは、管理者ノードにするノードです。必要に応じて最新バージョンのAccess Gatewayにアップグレードします。
  • 新しい管理者ノードとして指定するワーカーノードが、現在の管理者ノードと同じネットワークゾーンに存在することを確認します。新しいインスタンスを追加するときは、現在の管理者ノードと同じネットワークゾーンに追加してください。
  • 必要に応じて現在の管理者ノードを最新バージョンのAccess Gatewayにアップグレードするか、クラスターマネージャーパッケージをインストールします。
  • 指定されたワーカーノードに接続し、管理者の再指定プロセスを開始します。
  • 既存の管理者ノードに接続し、管理者の再指定プロセスを続行します。
  • 指定されたワーカーノードに戻ってIPアドレスを取得します。
  • 管理者ノードの交換に適したDNSエントリを追加します。

手順については、「管理者の再指定ワークフロー」を参照してください。