ログ詳細度を管理する

Access Gatewayを使用すると、ログに保存する詳細のレベルを構成できます。

ログの詳細度はログの転送に影響を与えません。すべてのイベントはログ詳細度の設定を問わず転送されます。

次の表は、Access Gatewayのコンポーネントのデフォルトのログレベルを示しています。

コンポーネント

デフォルトのログレベル

SimpleSAMLphp 通知
Kerberos 情報
Access Gateway UIサービス* 情報
Access Gateway管理者コンソールサービス 情報
基盤Shellスクリプト 情報

* Access Gateway管理者UIコンソールサービスは、Access Gateway管理者コンソールのデバッグ設定に基づいてログイベントを生成します。Access Gatewayは、イベントをログ詳細度でフィルタリングしません。

Access Gateway管理者コンソールでデバッグロギングを有効にすると、Access Gatewayはグローバル詳細レベルをローカルログのデバッグに設定します。これにより、ログメッセージの数が大幅に増加します。必ずこのレベルをデバッグロギングを有効化する前の状態に戻してください。「監視」を参照してください。

ログ詳細度のレベルを構成する

  1. Access Gatewayインスタンスに進みます。
  2. [Backups and Logs(バックアップおよびログ)]タブを選択します。
  3. [Log Storage(ログストレージ)]ペインを選択します。
  4. [ストレージ管理]セクションで、[Edit(編集)]をクリックします。
  5. 必要なログイベントレベルの横にあるラジオボタンを選択します。
    • [Debug(デバッグ)]:この設定は初期セットアップまたはトラブルシューティングで使用します。このオプションでは、すべてのイベントが記録されます。
    • [Info(情報)]:この設定は日々のモニタリング要件のために使用します。
    • [Warning(警告)]:この設定は警告のみを保存するために使用します。このオプションでは、情報レベルと比べて消費するディスク容量が少なくなります。
    • [Error(エラー)]:この設定は、ログフォワーダーがセットアップされ、エラーイベントのみを保存する場合にのみ使用します。このオプションでは警告、情報、デバッグの各レベルと比べて消費するディスク容量が少なくなります。

      ログイベントレベルを変更すると、ログに格納されているイベントのうち、該当レベルよりも低いイベントは破棄されます。

  6. [Save(保存)]をクリックします。

ログレベルを変更する場合は、細心の注意を払ってください。ロギングレベルをすべてに設定すると、ログエントリがディスク容量を消費する場合があります。ロギングレベルを情報より高く設定すると、イベントが失われる可能性があります。

関連項目