Microsoft Azurerロードバランサーを構成する
Microsoft Azurerロードバランサーを構成します。
- Microsoft Azureポータルに接続してロードバランサーの基本設定を行う
- バックエンドプールを作成する
- 正常性プローブを設定する
- 認証なしアプリケーションを作成する
- セッションアフィニティを有効にする
- DNSサービスプロバイダーでロードバランサーを登録する
- テスト
はじめに
以下が用意されていることを確認します。
- 1つ以上のワーカーのAccess Gateway高可用性クラスター。
- 管理者ノードを含むすべてのAccess Gatewayクラスターメンバーの内部IPアドレスがある。
- Access Gatewayクラスターで使用されるVirtual Private Clouds(VPC)。
- ロードバランサーの外部ドメイン(例:oag-external.com)。
- 必要なCNAMEエンティティを作成するDNSサービスプロバイダーの資格情報。
手順
- Microsoft Azureポータルに接続してロードバランサーの基本設定を行います。
- ブラウザーでMicrosoft Azureポータル(https://portal.azure.com)を開きます。
- ポータルにサインインします。
- [Azure services(Azureサービス)]で、[Create a resource(リソースの作成)]をクリックします。
- 検索バーに「Load Balancer」と入力します。リストから[Load Balancer(ロードバランサー)]を選択します。
- [Create(作成)]をクリックします。
- [Create Load Balancer(ロードバランサーの作成)]ペインで、以下を指定します。
Field(フィールド)
値
Resource (リソース)グループ
Access Gatewayリソースグループの名前(例:AccessGateway)。
Name(名前)
バランサーの名前(例:AccessGatewayExternalLB)。
Region(地域)
Access Gatewayノードをホストする地域を選択します。
タイプ
パブリック
Sku
標準
Basic Sku を使用するロードバランサーを作成できますが、これらのロードバランサーはHTTPS/443を使用する正常性プローブをサポートしていません。
パブリックIPアドレス
新規作成
パブリックIPアドレス名
関連付けられた外部名(例:www.externalfacingdomain.com)。
Assignment(割り当て)
Static(スタティック)
Availability Zones(利用可能な地域)
適切な利用可能地域を選択します。
- [Next:Tags(次へ:タグ)]をクリックします。
- 該当するタグを入力します。[Next: Review(次へ:確認)]をクリックします。ロードバランサーが作成されます。これには数分かかる場合があります。
- Microsoft Azureポータルに接続して基本設定を構成します。
-
バックエンドプールを作成します。バックエンドプールはロードバランサーが前面として機能するAccess Gatewayのインスタンスを指定します。
- ロードバランサーの名前をクリックします。
- [Settings(設定)]セクションで、[Backend Pools(バックエンドプール)]をクリックします。
- [Add(追加)]をクリックして新しいバックエンドプールを追加します。
- 以下を指定します。
Field(フィールド)
値
Name(名前)
プールの名前(例:AccessGatewayLBBackendPool)。
Virtual network(仮想ネットワーク)
ドロップダウンから、Access Gateway インスタンスを含む仮想ネットワークを選択します。
IP Version(IPバージョン)
[IPV4]を選択します。
Associated to(関連付けの対象)
Virtual machines(仮想マシン)
- [Add(追加)]をクリックします。
- ロードバランサーが使用する必要のある各Access Gatewayノードを選択します。
- [Add(追加)]をクリックします。
- [Save(保存)]をクリックします。
-
正常性プローブを構成します。ロードバランサーは通信するインスタンスの正常性を確認できる必要があります。
- ロードバランサーの名前をクリックします。
- [Settings(設定)]セクションで、[Health Probes(正常性プローブ)]をクリックします。
- [Add(追加)]をクリックして正常性プローブを追加します。
- 新しいプローブの次の情報を指定します。
Field(フィールド)
値
Name(名前)
名前(例:AccessGatewayLBHealthProbe)。
Protocol(プロトコル) HTTPS
Port(ポート)
443
Path(パス)
/
Interval(間隔)
20
Unhealthy threshold(異常しきい値)
2
- [Add(追加)]をクリックします。正常性プローブが作成されます。
Microsoft Azureロードバランサープローブは、200のリターンコードに基づいて正常性を判断します。Access Gatewayはデフォルトでは400のコードを返します。次のセクションで説明するように、200の結果を返す認証なしアプリケーションを作成できます。
- 認証なしアプリケーションを作成します。
- Access Gateway 管理者 UI コンソールに戻るか、またはブラウザを開いてAccess Gateway 管理 UI コンソールにアクセスします。
- [Applications(アプリケーション)]タブを選択します。
- IPアドレスごとに、関連するアプリケーションを作成する:
- [Add(追加)]をクリックします。
- No-auth(非認証)を選択します。
- [Essentials(基本情報)]タブで以下を指定します:
Field(フィールド) 値 Name(名前) アプリケーションに適切な名前(例:LBHealth-Admin )、ここでのサフィックスは、他の正常なモニタリングアプリケーションからアプリケーションを区別します。 Public Domain(パブリックドメイン) 関連のパブリックIPアドレスを入力します。 保護されたWebリソース
最初にウィザードによって自動入力されたままにします。
グループ 全員 - [Next(次へ)]をクリックします。[Attributes(属性)]タブが開きます。
- [Next(次へ)]をクリックします。[Policies(ポリシー)]タブが開きます。
- [Done(完了)] をクリックします。
高可用性ノードごとに、プライベートIPアドレスと関連付けられる非認証アプリケーションを作成します。これらのアプリケーションは、成功時に200という値を返します。200は、正常なインスタンスのデフォルトのHTTPリターンコードです。
- セッションアフィニティを有効にします。
ロードバランサーはセッションアフィニティを指定する必要があります。これはスティッキーセッションと呼ばれることもあります。Microsoft Azureはロードバランサーのルールを使用してスティッキーセッションを指定します。
- Microsoft Azureポータルに戻ります。
- ロードバランサーの名前をクリックします。
- [Load Balancing rules(ロードバランシングのルール)]をクリックします。
- [Add(追加)]をクリックしてロードバランサールールを追加します。
- ロードバランサールールの次の値を指定します。
Field(フィールド)
値
Name(名前)
ルールの名前(例:SessionAffinityRule)。
IP Version(IPバージョン) IPV4
Front end address(フロントエンドアドレス)
そのままにします。
Port(ポート)
443
Back end port(バックエンドポート) 443
Backend pool(バックエンドプール) 事前に作成されたプールの名前。 Health probe(正常性プローブ)
事前作成された正常性プローブの名前。
Session persistence(セッション永続化)
Client IP(クライアントIP)
- DNSサービスプロバイダーでロードバランサーを登録します。ロードバランサーをDNSに関連付ける以下の手順は、DNSプロバイダーによって異なる場合があります。
- Microsoft Azureコンソールで、[Home(ホーム)]をクリックします。[Recent resources(最近のリソース)]で、ロードバランサーの名前をクリックします。
- [Essentials(基本情報)]ペインで、[View frontend IP configuration(フロントエンドIP設定を表示)]をクリックします。
- ロードバランサーのフロントエンドIPアドレスをメモします。
- DNSサービスプロバイダーに接続し、フロントエンドIPアドレスを外部名にマッピングするCNAMEレコードを追加します。例:CNAME host:www.[外部名], target: front-end IP address。
- Azureコンソールに戻ります。
- テスト
- Access Gateway 管理者 UI コンソールに戻るかサインインします。
- [Applications(アプリケーション)]タブを選択します。
- [Add(追加)]をクリックします。
- [Sample Header(サンプルヘッダー)]を選択します。
- [Essentials(基本情報)]タブで以下を指定します:
フィールド 値 Name(名前) アプリケーションの名前を入力します(例:Load Balancer Header Test)。 Public Domain(パブリックドメイン) www.[external domain] (例:www.oag-external.com) Group(グループ) 全員 - [Next(次へ)]をクリックします。
- [Next(次へ)]をクリックします。
- [Done(完了)] をクリックします。
- 新しいブラウザまたはincognito(プライベートブラウジング)ウィンドウを開きます。
- アプリケーションに関連付けられているURLを入力します。
- Access Gatewayサンプルアプリページが表示されます。