Active Directory属性のOktaプロパティーへのマッピング

次の表は、Oktaのプロパティが対応するActive Directory(AD)属性にどのようにマッピングされるかを示しています。

ネイティブActive Directory属性 :これはAD内の属性名です。

OktaによってADアプリに割り当てられた属性:これは、ADがOkta内でアプリとして設定されている場合に、ネイティブAD属性を呼び出すためにOktaが使用する名前です。この値は、アプリのユーザープロファイルに表示されます。

ネイティブOkta属性 :これはネイティブOkta属性名です。

Oktaで必須:Oktaでは、Oktaユーザープロファイルに特定の基本属性が必要です。[Yes(はい)]は、属性がOktaで必須であることを示します。「プロファイルタイプについて」を参照してください。

ADからOktaへのマッピング:AD属性に対応するOktaプロパティがあるかどうかを示します。

OktaからADへのマッピング:Oktaプロパティに対応するAD属性があるかどうかを示します。

ネイティブActive Directory属性

OktaによってADに割り当てられた属性

ネイティブOkta属性

Oktaで必須

マッピング:

ADからOktaへ

マッピング:OktaからADへ 備考
distinguishedName dn dn はい はい はい
givenName firstName firstName はい はい はい
mail email email はい はい はい
objectGUID externalId externalId はい はい はい
objectSid objectSid objectSid はい はい はい
primaryGroupID primaryGroupID primaryGroupID はい はい はい
userPrincipalName* userName userNameemaillogin はい いいえ はい

emailが設定されていない場合にのみ使用します。

Oktaユーザー名基本設定の選択肢の1つとして、 emailUPN、およびsAMAccountNameと一緒に使用できます。選択すると、sAMAccountNameとADドメイン名(命名コンテキスト)を組み合わせてOktaユーザー名が生成され、メールのような値を形成します。

sn lastName lastName はい はい はい
sAMAccountName sAMAccountName substringBefore(user.login, \"@\") いいえ いいえ はい
c countryCode countryCode いいえ はい はい
cn cn user.firstName + \" \" + user.lastName いいえ いいえ はい
co co co いいえ はい はい
countryCode adCountryCode countryCode いいえ はい はい
department department department いいえ はい はい
departmentNumber departmentNumber departmentNumber いいえ はい はい
displayName displayName displayName いいえ はい はい
division division division いいえ はい はい
employeeID employeeID employeeID いいえ はい はい
employeeNumber employeeNumber employeeNumber いいえ はい はい
generationQualifier honorificPrefix honorificPrefix いいえ はい はい
l city city いいえ はい はい
managerDN managerDN managerDN いいえ

Workdayやその他のアプリで取得したマネージャー値があり、その値がADでmangerDNと表示される場合は、managerDnマッピングを使用します。この場合、マネージャーのドメインはユーザーと異なる可能性があります。

managerUPN managerUpn managerUpn いいえ はい はい

Workdayやその他のアプリケーションで取得したマネージャー値があり、その値がADでmanagerUPNと表示される場合は、managerUpnマッピングを使用します。このとき、マネージャーとユーザーのドメインが同じになっている必要があります。

middleName middleName middleName いいえ はい はい
mobile mobilePhone mobilePhone いいえ はい はい
personalTitle honorificSuffix honorificSuffix いいえ はい はい
postalCode postalCode zipCode いいえ はい はい
preferredLanguage preferredLanguage preferredLanguage いいえ はい はい
st state state いいえ はい はい
streetAddress streetAddress streetAddress いいえ はい はい
telephoneNumber telephoneNumber telephoneNumber いいえ はい はい
title title title いいえ はい はい
  • 任意のOktaユーザープロファイルとは異なり、ADアプリのユーザープロファイルスキーマには姓名が必要となります。したがって、現在は、Oktaソースのユーザーであれば姓名を使用せずに作成することができますが、姓名のないADユーザーをOktaにインポートすることはできません。

  • Oktaで必須のAD属性がユーザーのプロファイルにない場合、そのユーザーは無視されます。例外はOktaで必須のemail属性です。ADユーザーオブジェクトのemail属性が入力されていない場合は、userPrincipalName値が入力されます。
  • isCriticalSystemObject属性がtrueに設定されている場合、そのユーザーは省略されます。この設定は大半がシステムで使用される内部アカウント用ですが、管理者のような様々な組み込みアカウントも含まれています。
  • カスタム属性がProfile Editorで必須とマークされていて(つまり、[Add Attribute(属性を追加)]ダイアログで[Attribute required(必須属性)]が選択されている場合)、対応するフィールドがユーザーのADプロファイルに存在しない場合、ユーザーは次のインポート中にデプロビジョニングされます。JITが有効な場合は、ユーザーの次回ログイン時にデプロビジョニングされます。
  • managerUPNまたはmanagerDNを誤ってマッピングすると、マネージャー値のユーザーオブジェクトがADで更新できなくなります。
    • Workdayやその他のアプリケーションで取得したマネージャー値があり、その値がADでmanagerUPNと表示される場合は、managerUpnマッピングを使用します。このとき、マネージャーとユーザーのドメインが同じになっている必要があります。
    • Workdayやその他のアプリで取得したマネージャー値があり、その値がADでmangerDNと表示される場合は、managerDnマッピングを使用します。この場合、マネージャーのドメインはユーザーと異なる可能性があります。

次のいずれかの条件を満たす場合、システムでは以前にインポートされたユーザーが削除済みとして処理されます。

  • userAccountControl属性が、ユーザーが非アクティブ化されていることを示している(増分インポートまたはJITサインインによって検出されます)。

  • ユーザーがディレクトリからいなくなる(フルインポートによってのみ検出されます)。

上記が発生した場合、対応するOktaユーザー(存在する場合)が非アクティブ化されます。次のフルインポート中にユーザーがOUの選択を解除した場合も、ユーザーは非アクティブ化されます。