Okta組織を構成する
Okta Credential Provider for Windowsをインストールする前に、以下を構成する必要があります。
- RDPサインインを認証するエンド・ユーザー用のグループ。
- RDPサインインに使用するオーセンティケーターを含む多要素認証オーセンティケーター。
- Microsoft RDP(MFA)アプリ。
以下のセクションでは、これらの各要件について詳しく説明します。
グループの構成
Okta組織内でグループを定義するには、次の手順を実行します。
- Oktaテナントに管理者としてサインインします。
- [ディレクトリー] > [グループ]に移動します。
- [グループを追加]をクリックします。
- 新しく追加されたグループの名前をクリックし、さまざまなメニュー項目を使用してメンバーを追加して、グループ・メンバーシップを管理します。
ユーザーとグループの管理については、このドキュメントの範囲外となります。
一般的な情報については、 ユーザー管理 を参照してください。
オーセンティケーターを構成する
Okta組織内でオーセンティケーターを選択する手順は次のとおりです。
- [セキュリティー] > [オーセンティケーター]の順にクリックします。
- [オーセンティケーターを追加]ダイアログから、オーセンティケーターを選択します。例:Okta Verify。
- 必要に応じて要素固有の設定を構成します。
- 追加したら、[アクション] > [編集]をクリックして、追加されたオーセンティケーターのリストから、一部のオーセンティケーターをさらに構成することができます。
注:最低でもOkta Verifyを指定することをおすすめします。

多要素認証の管理については、このドキュメントの範囲外となります。詳細については、オーセンティケーターの構成を参照してください。
登録の構成
Okta組織内でオーセンティケーターを選択する手順は次のとおりです。
- [セキュリティー] > [オーセンティケーター]の順にクリックします。
- [登録]タブを選択します。
- [多要素ポリシーを追加]をクリックします。
- [ポリシー名]とオプションの[ポリシーの説明]を入力します。
- [グループに割り当て]フィールドに、事前に作成したグループの名前を入力します。
- [有効な要素]セクションで、必要なオーセンティケーターごとに[必須]を選択します。
- [ポリシーを作成]をクリックします。
- [ルールを追加]ダイアログで、適切なルールを定義し、[ルールを追加]をクリックします。
アプリケーションの構成
- Oktaテナントに管理者としてサインインします。
- [アプリケーション] > [アプリケーション] > [アプリケーションを追加]に移動し、Microsoft RDP(MFA)を探して、[追加]をクリックします。
- 一意のアプリケーション・ラベルを入力し、[次へ]をクリックします。
- 完了したら[完了]をクリックします。

重要
Microsoft RDP(MFA)アプリのユーザー名と一致しないRDPエージェントがインストールされているサーバーにユーザーがRDPを試行すると、RDPが失敗して「Multifactor Authentication Failed (多要素認証が失敗しました)」というエラー・メッセージが表示されることがあります。