IdP オーセンティケーターを構成する

IDプロバイダーIdP)オーセンティケーターは所有要素であり、ユーザーの存在を確認します。選択した複数のSAML 2.0またはOIDC IdPをオーセンティケーターとして構成できます。

エンドユーザーには、Oktaにサインインする際にIdPを使用するオプションが表示されます。エンドユーザーはIdPで追加の検証を完了してから、Oktaにリダイレクトされます。

IdPオーセンティケーター使用するには、ブラウザー内でサインインフローが実行される必要があります。ブラウザーの外部で実行されるサインインフローはサポートされません。これには、リモートデスクトッププロトコル(RDP)、Active Directoryフェデレーションサービス(ADFS)、リモート認証ダイヤルインユーザー サービス(RADIUS)を使用するサインインフローが含まれます。Microsoft Azure Active Directory(AAD)はIdPオーセンティケーターとして使用できません。

開始する前に

  • オーセンティケーターとして使用するSAML 2.0またはOIDC IdPを追加します。「IDプロバイダー」を参照してください。
    • [IdP Usage(IdPの用途)][Factor only(要素のみ)]に設定します。
    • [JIT settings(JIT設定)]を消去します。この設定はサポートされません。
  • Okta Universal Directoryマッピングを構成します。
    • SAML 2.0 IdPの場合は、subjectNameIdクレームをOktaユーザー名ログインにマッピングします。
    • OIDC IdPの場合は、preferred_usernameクレームをOktaユーザー名ログインにマッピングします。
  • [IdP][Active(アクティブ)]に設定します。

IdP オーセンティケーターを追加する

  1. Admin Console[Security(セキュリティ)][Authenticator]に移動します。
  2. [Setup(設定)]タブで[Add Authenticator(Authenticatorを追加)]をクリックします。

  3. [IdP Authenticator(IdPオーセンティケーター)]タイルの[Add(追加)]をクリックします。

オーセンティケーターのオプションを構成する

次のオプションを構成します。

フィールド

Identity Provider (IdP)(IDプロバイダー)

オーセンティケーターとして使用するSAMLまたはOIDC IdPを選択します。

Authenticator name(オーセンティケーター名) オーセンティケーターの名前。これは、サインイン時にエンドユーザーに表示されます。フィールドが空白の場合、オーセンティケーターの名前としてIdPの名前が表示されます。

Authenticator logo(オーセンティケーターのロゴ)

オーセンティケーターのロゴを選択します。このロゴは、認証ページでユーザーに表示されます。

[Browse files(ファイルを参照)]:ロゴをアップロードします。ロゴは1 MB未満のSVGファイルである必要があります。品質を高めるため、背景が透明の正方形のロゴを使用してください。

[Use default logo(デフォルトのロゴを使用)]:デフォルトのロゴを使用します。

[Add(追加)]をクリックします。[Setup(設定)]タブのリストにオーセンティケーターが表示されます。

サインインページにオーセンティケーターがどのように表示されるかを確認するには、エンドユーザーとしてサインインします。別のIdPオーセンティケーターを追加するには、上記手順を繰り返します。

オーセンティケーター登録ポリシーにIdPを追加する

[Authenticator][Enrollment(登録)]タブに移動し、新規または既存のオーセンティケーター登録ポリシーにオーセンティケーターを追加します。「オーセンティケーター登録ポリシーを作成する」を参照してください。

IdP オーセンティケーターを編集、非アクティブ化、または削除する

IdP オーセンティケーターを編集、非アクティブ化、または削除する前に、このオーセンティケーターを使用する既存のポリシーの更新が必要になる場合があります。

IdPオーセンティケーターを編集または非アクティブ化するには、[Security(セキュリティ)] [Authenticator]に移動します。オーセンティケーターの横にある[Actions(アクション)]ドロップダウンを開き、[Edit(編集)]または[Deactivate(非アクティブ化)]を選択します。

IdPオーセンティケーターを非アクティブ化しても、オーセンティケーターは削除されません。IdPオーセンティケーターを削除するには、次の手順に従います。

  1. IdPオーセンティケーターを非アクティブ化します。
  2. [Security(セキュリティ)] [Identity Providers(IDプロバイダー)]に移動し、対応するIdPを削除します。

IdPが削除されると、そのIdPはオーセンティケーターリストから自動的に消えます。

エンドユーザーエクスペリエンス

エンドユーザーは、次回のサインイン時にIdPオーセンティケーター認証への登録を求められます。エンドユーザーがIdPオーセンティケーターに登録すると、[Settings(設定)] [Security Methods(セキュリティの方法)][End-User Dashboard]にそのIdPオーセンティケーターが表示されるようになります。IdPオーセンティケーターのプロンプトは、非アクティブの状態で5分が経過するとタイムアウトになります。その場合、ユーザーは新しいプロンプトをリクエストする必要があります。

関連項目

認証