共有シグナルトランスミッターを構成する
Oktaでは、Shared Signals Framework(SSF)を使用して、セキュリティ関連のイベントやその他のデータ主体のシグナルをサードパーティセキュリティベンダーに送信します。SSFトランスミッターを構成して、SSFレシーバーとOkta間のストリーム構成を管理します。
Okta SSFトランスミッターでは、2種類のContinuous Access Evaluation Protocol(CAEP)イベント(セッション取り消しと資格情報変更)がサポートされています。これらのイベントはOktaイベントにマッピングされます。
Oktaでアプリ統合を構成する
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Admin Consoleで、 に移動します。
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[Create App Integration(アプリ統合を作成)] をクリックします。
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サインイン方式として[OIDC - OpenID Connect]、アプリケーションタイプとして[Web Application(Webアプリケーション)]を選択します。[Next(次へ)]をクリックします。
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[新規Webアプリ統合]ページで次の事項を入力します。
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[App Integration Name(アプリ統合名)]:Your app name
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[Grant type(付与タイプ)]:[Authorization Code(認可コード)]および[Refresh Token(リフレッシュトークン)]のボックスをチェックします。
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[Sign-in redirect URIs(サインインリダイレクトURI)]:アプリのサインインリダイレクトURIを入力します。
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[Assignments(割り当て)]:最初のアプリ統合では、管理者にアプリケーションを割り当てます。
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[Save(保存)]をクリックします。
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[Okta APIスコープ]タブをクリックします。APIスコープのリストからssf.manageスコープとssf.readスコープを特定し、それぞれの[Grant(付与)]をクリックします。APIスコープのリストでssf.manageとssf.readを特定できないときは、Oktaアカウント担当者までご連絡ください。
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[一般]タブをクリックします。タブにはレシーバーに追加する情報が含まれています。次のステップで追加するクライアントIDとクライアントシークレットをメモします。
レシーバーのストリーム作成を開始する
Okta SSF Config URL https://yourOktaOrgURL/.well-known/ssf-configurationを使用して、SSFレシーバーが提供する指示に従って、Oktaトランスミッターでストリームを作成します。例については、「Apple Business Managerを構成する」または「SSFストリームを作成する」を参照してください。
レシーバーとOkta間でSCIMをセットアップする
この任意の手順により、OktaとSSFレシーバー間でIDをリンクすることができます。
SCIMプロビジョニングを有効化したカスタムアプリ統合を作成します。「SCIMプロビジョニングをアプリ統合に追加する」を参照してください。
自分を含むユーザーを新しいアプリに割り当てて、Oktaとレシーバー間でIDをリンクします。例については、「AppleとOktaの間のディレクトリ同期をセットアップする」を参照してください。
共有シグナルを送信する
トランスミッターのストリームを表示および管理するには、[Transmit shared signals(共有信号を送信する)]を選択します。
に移動します。Oktaトランスミッターでは、2種類のCAEPイベント(セッション取り消しと資格情報変更)がサポートされています。CAEP資格情報変更イベントが発生した場合、セキュリティイベントトークンペイロードには、 reason_adminフィールドに次のいずれかのフレーズが含まれています。
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ユーザーの要素をアクティブ化する
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ユーザーの要素をリセットする
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ユーザーの要素を一時停止する
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ユーザーの要素を停止解除する
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ユーザーの要素を更新する
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ユーザーのOktaパスワードがリセットされた際に発生
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ユーザーがOktaのパスワードを更新
ペイロード構造の例については、「SSFトランスミッターSETペイロード構造」を参照してください。
ストリームアクション
ストリームが作成されると、ストリームリストに表示されます。ストリームを検証または削除するには、[Actions(アクション)]をクリックしてドロップダウンメニューからオプションを選択します。
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[Verify stream(ストリームを検証)]:ストリーム経由で送信される検証イベントを要求します。イベントの受信が(レシーバー側で)成功すると、ストリームが正しく構成されていることが確認されます。
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[Delete(削除)]:orgからストリームを削除します。
システムログイベント
システムログイベントは、次のアクションに対してトリガーされます。
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security.events.transmitter.create:ストリームの作成
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security.events.transmitter.delete:ストリームの削除
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event_hook.delivery:SET配信失敗