MFA使用状況レポート

MFA使用状況レポートには、ユーザーがアカウントにサインインしたときの認証アクティビティに基づいて、すべてのAuthenticatorの登録のリストが表示されます。このレポートの各行は、各ユーザーの登録済みAuthenticatorに基づいています。

たとえば、パスワードAuthenticatorに登録したユーザーごとに1つの行がレポートに表示されます。

ただし、Okta Verifyの登録ではユーザーごとに最大3行を表示することができ、これらの行にはTOTP、Okta Verifyのプッシュ、Okta FastPass(署名済みNonce)のメソッドを表示することが可能です。

複数のOkta Verifyの登録を表示するOkta MFA使用状況レポートのスクリーンショット

  • ユーザーがAuthenticatorへの登録を済ませても、Authenticatorを未使用の場合、レポートの[Last Used(最終使用日)]列は空白になります。

  • ユーザーがAuthenticatorを削除した場合(および、その結果として登録が削除された場合)、レポートにそのAuthenticatorのユーザーエントリーは表示されません。

ユーザーが複数のAuthenticatorに登録し、それらをMFAに使用している場合、当該のユーザーがレポートに複数回表示されることがあります。Authenticatorに登録していないユーザーは、管理者によって1つ以上のAuthenticatorが割り当てられている場合でも、このレポートに表示されません。

フィールド

[User(ユーザー)] ユーザーの姓名。
[Login(ログイン)] ユーザーのメールアドレス。
[MFA Factor(MFA要素)] Oktaへのサインインに使用するAuthenticator。
[Last Enrolled_ISO8601(最終登録日_ISO8601)] ユーザーがAuthenticatorに最初に登録した日時(ISO 8601形式)。
[Last Used_ISO8601(最終使用日_ISO8601)] ユーザーがAuthenticatorを使用して最後に資格情報を検証した日時(ISO 8601形式)。

MFA使用状況レポートのエントリーの例

ユーザー ログイン MFA要素 [Last Enrolled_ISO8601(最終登録日_ISO8601)] [Last Used_ISO8601(最終使用日_ISO8601)]
斉藤ライアン ryan.saito@okta.com メール認証 2020-10-19T18:02:21.000Z 2021-04-12T13:37:05.000Z
リアレーン leah.lane@okta.com FIDO2(WebAuthn) 2020-10-20T03:26:15.000Z 2021-01-07T18:47:52.000Z
サンディマストラニ sandy.mathrani@okta.com Okta Verifyのプッシュ 2021-02-04T00:30:41.000Z 2021-03-11T15:55:40.000Z
斉藤ライアン ryan.saito@okta.com パスワード 2021-02-04T00:58:43.000Z 2021-04-24T18:02:03.000Z

MFA使用状況レポートの生成

  1. Admin Consoleで[Reports(レポート)][Reports(レポート)]に移動します。

  2. [Multifactor Authentication(多要素認証)]で、[MFA Usage(MFA使用状況)]をクリックします。


  3. ユーザー名を入力して、特定のユーザーのみのデータを生成します。すべてのユーザーの[User(ユーザー)]フィールドを空白のままにします。

  4. [Request Report(レポートを要求)]をクリックします。レポートの生成を確認するメッセージが表示され、ご使用のOktaアカウントに関連付けられたメールアドレスに送信されます。

  5. 受信箱で、[Your MFA Usage Report is Ready!(MFA使用状況レポートをダウンロードできるようになりました)]という件名のOktaからのメールを確認します。

  6. メールで[Download report(レポートをダウンロード)]をクリックして、レポートをCSV形式でダウンロードします。

関連項目

レポート

System Logのフィルターと検索