実行ログストリーミング

早期アクセスリリース

実行ログストリーミング機能は、すべてのフローのイベントメタデータをキャプチャします。すべてのフローのメタデータを追跡することも、特定の高リスクまたは高影響のフローのメタデータを追跡することもできます。この機能は、分析やアラートアクティビティで詳細なイベント履歴が必要な場合に有用です。

実行ログストリーミング機能とSIEM(セキュリティ情報およびイベント管理)システムを統合することで、イベントのメタデータを収集、照合し、さらに分析することができます。

ヘルパーフローを使って情報をSIEMにストリーミングするのではなく、実行ログ ストリーミングは組み込み機能です。これにより、必要な構成とメンテナンスが最小限に抑えられます。また、ヘルパーフローを使う場合とは異なり、 実行ログストリーミングOkta Workflowsの制限の対象となるフロー数にカウントされません。

メリット

Okta Workflowsフロー実行の詳細なメタデータをSIEMアーキテクチャにストリーミングすることには次のようなメリットがあります。

  • 重大度が高いエラー、またはフロー内で一貫して繰り返されるエラーに対する即時アラート

  • Okta Workflowsの通常の30日間の保持期間を超えるタイムスケールでフローの正常性とパフォーマンスを監査します

  • フローの使用状況とフロー制限に対する進捗状況を把握できます

  • 使い慣れたツールを使ってSIEMシステムにアラートと分析を構成できます

  • プラットフォームへの依存性やストレージの制限がありません

イベントメタデータ

実行ログストリーミングで記録される主なイベントは次のとおりです。

  • 開始フロー

  • 正常に完了したフロー

  • エラーによって失敗したフロー

  • ユーザーがキャンセルしたフロー

  • 一時停止されたフロー

  • サードパーティサービスによってレート制限されているフロー

  • Oktaによってスロットルされたフロー

制限

SIEM受信者に渡すことができる実行イベントの数には上限があります。

次の手順

実行ログストリーミングを構成する

個々のフローの実行ログストリーミングを管理する

実行ログストリーミングのイベントメタデータ

実行ログストリーミングのシステムイベント