Workflowsでのデータの削除
データプライバシーはOktaにとって重要であり、自社のコアバリューに沿った取り組みを行っています。
Oktaの標準プロセスに従うことで、Okta Workflowsから以下のユーザー データと組織データを削除できます。
ユーザー
ユーザー データの以下のカテゴリが削除されます。
カテゴリ | 説明 |
---|---|
ユーザー名とパスワード | サードパーティ システムへの接続を作成するためにユーザーが入力したすべての資格情報(ユーザーが保有しているものと保有していない資格情報の両方)。たとえば、サービス アカウントにアクセスするためにユーザーが入力したユーザー名とパスワードなどです。これらの資格情報を使うすべてのフローで再認証が必要になります。 |
トークンとキー | サードパーティ システム用のすべてのアクセス トークン。 |
セッション データ | すべてのユーザー セッション データ。 |
個人を特定できる情報 | シングル サインオン プロセス中に取得された名前やメール データを含む、ユーザーに関連する、個人を特定できるすべての情報が難読化されます。 |

注
ユーザーが作成したフローは、ユーザー データと組織データと同じOkta標準プロセスでは削除されません。ビジネスに欠かせないフローの場合、これが特に重要になります。代わりに、ワークフロー インターフェースでフローを手動で削除できます。
組織
データの以下のカテゴリがプラットフォームから削除されます。
カテゴリ | 説明 |
---|---|
ユーザー | |
フローとフロー構成 | すべてのフローとフロー構成。 |
ファイル | プラットフォームを使ってアップロード、ダウンロードまたは転送されたファイルへのすべての参照。 |
フォルダー | ユーザーが入力したすべてのフォルダー名と説明が難読化されます。 |
組織データ | 組織に関連するすべてのデータ(名前やメール アドレス、名前空間など)が難読化されます。 |
テーブル | プラットフォームのテーブル機能に保存されているすべての情報。 |
フロー履歴 | [Save all data that passes through this Flow(このフローを通過するすべてのデータを保存)]機能を使って保持することを組織で選択したすべての情報。Oktaの保持ポリシーである30日間が過ぎるとデータは自動的に削除されます。 |
データ削除の一般的なシナリオ
シナリオ | アクション | 追加情報 |
---|---|---|
自社で現在Okta製品を一切使用しておらず、Okta Workflowsから自社データを削除したい。 | なし。 | Oktaのポリシーに従い、組織の最後の契約有効期限日から60日以内にWorkflowsのデータが削除されます。 削除されたデータは復元できません。 |
所属組織がEMEA地域にあり、今後Workflowsを使用しないため、Workflowsからすべての自社データを削除したい。 | このプロセスをトリガーするには、support.okta.comでサポート リクエストを作成してください。 | 削除されたデータは復元できません。 |
退職したWorkflowsユーザーがWorkflowsにアクセスできないようにしたい。 | Oktaに対するユーザーのアクセス権を削除します。 | Workflowsに対するユーザーのアクセス権は、組織のアクティブなスーパー管理者としてのステータスと連動しています。ユーザーがOktaにアクセスできなくなると、Workflowsプラットフォームにもアクセスできなくなります。 削除プロセスは元に戻せません。 |
Workflowsユーザーが退職したため、このユーザーが作成したOktaやサードパーティ アプリケーションへの接続をすべて削除したい。 | [Settings(設定)] > [Connections(接続)]ページで接続の管理と削除を行います。 | 実行中のフローで使用されている接続が削除されると、フローが失敗します。このシナリオを回避するために、サービス アカウントを使用することをおすすめします。 |
Workflowsユーザーが自分のOktaデータをすべて削除したい。 | こちらのフォームに記入してプロセスを開始してください。 | ワークフロー コンソールではユーザー情報を管理できません。ただし、代替プロセスが用意されています。 |