ヘルパーフローを使ったレコードのストリーミング一致
ストリーミング機能を使って検索またはリストカードからのデータをヘルパーフローに渡すには、次のステップを実行します。
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アクションカード(OktaコネクターのList Users with Filterアクションカードなど)の[Stream Matching Records(レコードのストリーミング一致)]を選択します。
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必要なすべての入力フィールドを選択したら、[Save(保存)]をクリックします。
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[Choose Flow(フローを選択)]をクリックして[Select flow]ダイアログを開きます。フォルダーから既存のヘルパーフローを選択するか、[New Flow(新規フロー)]をクリックしてヘルパーフローを作成します。
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新しいヘルパーフローを作成した場合は、[Add event(イベントを追加)]をクリックして[Helper Flow(ヘルパーフロー)]を選択します。
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ヘルパーフローに[Record(レコード)]と[State(状態)]の2つの入力エントリを作成します。両方のフィールドのタイプを[Object(オブジェクト)]に設定します。
ヘルパーフローには、[Record(レコード)]と[State(状態)]という名前の入力フィールドが必要です。
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[Record(レコード)]オブジェクトには、ヘルパーフローに送信されている現在のアイテムが含まれます。オブジェクトに含まれるすべてのプロパティにアクセスできます。
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[State(状態)]オブジェクトには、親フローからヘルパーフローに送信させるすべての追加の入力が含まれます。
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ストリーミングしたレコードを表示する出力フィールドは、どのアクションカードにもありません。
ストリーミングしたレコードの例
このシンプルな例では、Okta List Users with Filterカードがユーザーを検索し、そのレコードをヘルパーフローにストリーミングします。ヘルパーフローはユーザーの[ID]フィールドと[Email(メール)]フィールドを抽出し、一人のマネージャーのメールアドレスをユーザーに割り当てます。
マネージャーからヘルパーフローへのメールを取得するには、[Manager Email(マネージャーメール)]というラベルのフィールドを親フローの[Streaming(ストリーミング)]セクションに追加します。送信する値をフィールドに入力します。その上で、ヘルパーフロー内の[State(状態)]セクションでその[Manager Email(マネージャーメール)]フィールドを参照します。
次の図は、この具体例のマッピングを示しています。ヘルパーフローカードには、[Record]オブジェクトと[State]オブジェクト、およびそれに続くAssignカードへのマッピングが表示されます。
Oktaユーザーレコードからのストリーミングデータは、次の構造でヘルパーフローに渡されます。
{
"Record": {
"ID": "00u2unwcxjXHiqTES0g7",
"Last Name": "Hendrix",
"Activated": null,
"First Name": "James",
"Email": "jimihendrix@example.com",
"Created": "2021-09-27T22:23:55.000Z",
"Second Email": null,
"Raw Output": {
"id": "00u2unwcxjXHiqTES0g7",
"status": "ACTIVE",
"created": "2021-09-27T22:23:55.000Z",
"activated": null,
"statusChanged": "2021-09-27T22:25:36.000Z",
"lastLogin": "2023-11-14T17:51:00.000Z",
"lastUpdated": "2021-09-27T22:25:36.000Z",
"passwordChanged": "2021-09-27T22:25:36.000Z",
"type": {
"id": "00u2unwcxjXHiqTES0g7"
}
}
},
"State": {
"Manager email": "jessiedoe@example.com"
}
結果として、このユーザーのヘルパーフロー内のAssignカードには次のフィールドが含まれます。
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ID: 00u2unwcxjXHiqTES0g7
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Email: jimihendrix@example.com
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Manager: jessiedoe@example.com