フローにおけるカードのエラー処理の設定
Workflowsのほとんどのカードで、エラー処理用の値を設定できます。
フローのカードの再試行は、「HTTP 429 Too Many Requests」エラーの結果としてのみ発生します。他のHTTPエラーでエラー処理を設定することはできません。
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任意のカードの[Other options(その他のオプション)]歯車アイコンをクリックし、[Error handling(エラー処理)]を選択します。
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[Retry(再試行)]ドロップダウンで、エラー発生時にカードを再実行する回数の値を選択します。デフォルト値は0 times(0回)です。
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[After(再試行までの時間)]ドロップダウンで、再試行間でカードが待機する時間の値を選択します。デフォルト値は5 minutes(5分)です。
このオプションは、たとえば、アプリケーションを利用できないためにカードがエラーを表示し、フローが中断なく再開できるように待機する必要がある場合に便利です。
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[Then(エラー時の動作)]ドロップダウンで、カードが実行できなかった場合のカードの動作を選択します。選択肢は、[Halt Flow(フローの停止)]、[Return Values(値を返す)]、[Run another Flow(別のフローを実行)]です。
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Halt Flow(フローの停止):エラーを表示してフローを停止します。
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Return Values(値を返す):エラーを表示してフローを停止しますが、別のフローにカスタムメッセージを送信します。フィールドを追加し、値を入力するか、フローの前の段階で得られる出力をドラッグアンドドロップできます。
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Run another Flow(別のフローを実行):エラーを表示してフローを停止しますが、ヘルパーフローを実行します。ヘルパーフローで入力を受け付ける場合、[Choose Flow(フローの選択)]をクリックし、[Select flow(フローの選択)]ダイアログからヘルパーフローを選択してフローを呼び出します。ヘルパーフローは、ヘルパーフローのカードの[Error(エラー)]出力フィールドを使ってエラーの詳細情報を取得できます。「親フローとその他のフロータイプ」を参照してください。
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自動再試行の例外
カードが次のいずれかのHTTPステータスコードを返す場合、エラー処理によって再試行はトリガーされません。一般に、カードがこれらのステータスメッセージのいずれかを返す場合、試行を繰り返してもリクエストの結果は変わりません。「HTTPステータスコード」を参照してください。
- クライアントエラー
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- 400 - Bad Request(不正な要求)
- 401 - Unauthorized(未承認)
- 402 - Payment Required(支払が必要)
- 403 - Forbidden(禁止)
- 404 - Not Found(見つからない)
- 405 - Method Not Allowed(メソッド不許可)
- 409 - Conflict(競合)
- 413 - Payload Too Large(ペイロード過大)
- 421 - Misdirected Request(リクエストの誤リダイレクト)
- 422 - Unprocessable Entity(処理不能なエンティティ)
- サーバーエラー
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- 500 - Internal Server Error(内部サーバーエラー)
- 503 - Service Unavailable(サービス利用不可)
- 504 -Gateway Timeout(ゲートウェイのタイムアウト)
これらのうちいずれかのHTTPステータスコードが返された後に再試行をするフローを構築する必要がある場合は、「If Error」を参照してください。