OAuth 2.0による認証の構築
OAuth 2.0は、Workflowsに資格情報を公開しなくても、サードパーティーサイトのリソースに制限付きでアクセスできるプロトコルです。OAuthプロセスを開始する前に、新しいアプリケーションをサービスに登録する必要があります。開発環境向けのリダイレクトURLは、認証フォームの[Credentials(資格情報)]セクションに表示されます。
OAuth 2.0認証を追加するには:
-
[Overview(概要)]タブをクリックします。
-
[Set up authentication(認証設定)]をクリックします。
-
[Authentication(認証)]ダイアログの[Auth Type(認証タイプ)]ドロップダウンから[OAuth 2.0]を選択します。
-
次のフィールドに値を追加します。
フィールド | 定義 |
---|---|
Paths(パス) | |
Base URL(ベースURL) |
サービスの認証エンドポイントのルートURL(例:https://account.box.com/api/oauth2)。 このオプションフィールドは、追加するその他の任意のパスのベースエンドポイントとして機能します。 |
Authorize Path(承認パス) | サービスの承認パス。このフィールドにはパスを指定します(例:/authorize)。ベースURLが指定されない場合は、完全URLを指定します(例:https://account.box.com/api/oauth2/authorize)。 |
Token Path(トークンパス) | フローがアクセスおよびリフレッシュトークンの承認コードを交換するためのURI。このフィールドにはパスを指定します(例:/token)。ベースURLが指定されない場合は、完全URLを指定します(例:https://account.box.com/api/oauth2/token)。 |
Refresh Token Path(リフレッシュトークンパス)(オプション) | リフレッシュトークンパスは、多くの場合はアクセストークンパスと同じです。ただし、サービスがアクセストークンの更新に別のエンドポイントを使用する場合は、ここに入力できます。例:/token。 |
Credentials(資格情報) | |
Redirect URLs(リダイレクトURL) |
新しいアプリの登録時は、通常はアプリケーション名やWebサイトなどの基本情報を登録します。さらに、認証をOkta Workflowsに戻すためのリダイレクトURLも登録する必要があります。Oktaプレビューおよび本番サイトとの接続には、それぞれ次のリダイレクトURLを使用します。
https://oauth.workflows.oktapreview.com/oauth/{{auth.connector_key}}/cb and https://oauth.workflows.okta.com/oauth/{{auth.connector_key}}/cb コネクターキーは、[設定]ページで確認できます。 |
Client Ownership(クライアント所有権) |
OAuthアプリケーションを管理するユーザーのタイプを決定します。Developer(開発者)とCustomer(カスタマー)のオプションがあります。 Developer(開発者):コネクタービルダーがアプリケーションを作成し、その設定を管理します。コネクタービルダーは、[Client ID(クライアントID)]フィールドと[Client Secret(クライアントシークレット)]フィールドの値も提供します。 Customer(カスタマー):アプリケーションのエンドユーザーがアプリケーションを管理し、[Client ID(クライアントID)]フィールドと[Client Secret(クライアントシークレット)]フィールドの値を指定します。このオプションを選択すると、[New Connection(新規接続)]ダイアログに[Client ID(クライアントID)]フィールドと[Client Secret(クライアントシークレット)]フィールドが自動的に追加されます。 |
Client ID(クライアントID) | サービスにより公開されており、OAuthアプリケーションを識別して承認URLを構築するため使用される文字列。 |
Client Secret(クライアントシークレット) | サービスにより提供され、アプリケーションのIDをサービスに対して認証するため使用される、プライベートな値。 |
Scopes(スコープ)(オプション)1 | |
Scopes(スコープ) | Workflowsに提供されるアクセスの詳細レベルを指定します。リフレッシュトークンを取得するために特別なスコープ(refresh_tokenやoffline_accessなど)が必要かどうかを確認するには、APIのドキュメントを参照してください。CAPIAカードがAPI上のすべてのエンドポイントにヒットするには、通常は、アプリですべてのスコープが有効になっている必要があります。 |
Scopes Delimiter(スコープ区切り文字) | 区切り文字は、スコープの区切り方を指定します。多くの場合、複数のスコープはスペースまたはカンマで区切られますが、これはサービスによって異なります。space(スペース)とcomma(カンマ)のオプションがあります。 |
Parameters(パラメーター)(オプション) |
パラメーターを使用することで、インスタンスやサブドメインなど、認証に必要な追加情報をコネクターユーザーから収集できます。これらのフィールドは、ユーザーが最初に接続を作成する際に表示され、必須となります。
Label(ラベル):コネクターの構成時に[New Connection(新規接続)]ダイアログに表示される表示名。 Key(キー):サービスが使用する鍵/値ペアのテキスト値。たとえば、api_key、application_key、authentication。 Type(タイプ):フィールドには3つのタイプがあります。
|
Config Values(構成値)(オプション) |
コネクターに対してユーザーを認証する方法を定義するために、その他の設定値が必要になる場合があります。このセクションには、その値を追加できます。 Label(ラベル):コネクターの構成時に[New Connection(新規接続)]ダイアログに表示される構成値の表示名。 Definition(定義):このフィールドに静的な値が入力されるか、ヘルパーフローからの値が入力されるかを示します。
Type(タイプ):フィールドには2つのタイプがあります。
[Visible(表示)]トグルは、コネクターの認証ダイアログに構成値を表示するかどうかを決定します。 |