ベストプラクティス:オプションフィールド

アクションカードのオプションとフィールドを設計するときは、推奨されるベストプラクティスに従ってください。

アクションカードのオプションセクションのフィールドは、Workflowsユーザーがフローの設計時に選択できる構成値です。一度選択したオプションの値を、ユーザーがフローを実行する時に変更することはできません。

オプションフィールドは、入力フィールドのように他のカードから値を受け取れるフィールドではないことに注意してください。ユーザーが特定の値をカードに入力できる設計が必要な場合は、入力フィールドを使用してください。入力フィールド(オプションフィールドではない)を利用することで、フローの実行時に値をカードに動的に渡すことができます。オプションフィールドの静的な値が変更されないと予想される場合以外は、カードにはオプションフィールドではなく入力フィールドを追加することを優先してください。

オプションフィールドは、ドロップダウンで選択できる事前に定義された静的な値のセットにできます。ドロップダウンには、動的に生成される値リストのセットを含めることもできます。たとえば、スプレッドシートを読み込むカードのオプションフィールドには、ユーザー環境内の任意のスプレッドシートからのカスタマイズされた列名のリストを含めることができます。この場合、コネクターはAPIを呼び出して、カード上のドロップダウンリストに値を取り込みます。このような呼び出しは、60秒の時間制限の対象となります。

一般的に、使いやすさを向上させるために、長いリスト(100個以上の値)を提供するドロップダウンの設計は避けるようにしてください。

これらのシナリオでは、オプションフィールドの使用を検討してください:

  • ユーザーがオプションフィールドから選択すると、アクションカードに表示される入力および出力フィールドは動的に変更されます。

  • アクションカードは、2つ以上の従属ドロップダウンフィールドを使用する必要があります。

Read(参照)またはSearch(検索)アクションカードのオプションフィールド

アクションカードは、大規模なデータセットに関するデータを返すように設計できますが、ユーザーが環境内のすべてのレコード(たとえば、CRMアプリケーションのすべての宛先)を必要とすることはめったにありません。より良い結果とエクスペリエンスが得られるように、ターゲットAPIへのフィルタリングされたリクエストを使ってデータのサブセットを検索するアクションカードを設計できます。この絞り込み検索に1つ以上のオプションフィールドを使用することで、より具体的なレコードセットが返されるように、ユーザーがデータをフィルタリングできるようにできます。検索カードにオプションフィールドを実装し、ユーザーがより詳細な検索条件を指定できるようにすることで、フローのパフォーマンスに悪影響を生じるリスクを下げることもできます(非常に大規模なデータセットが返されるのを回避します)。

関連項目

ベストプラクティス:アクションカード名と説明