コネクタービルダーの送信テスト

Okta Integration Networkに公開されたOkta WorkflowsConnectorはいずれも、Oktaのお客様が期待する厳格な要件を満たすよう正しく評価される必要があります。

送信プロセスの一環として、サードパーティーがコネクターのテストケースドキュメントを作成し、対応するテストフローとともに送信する必要があります。

テストケース

テストケースドキュメントの内容:

  • すべてのテストシナリオ

  • 意図する目的

  • すべての必須の入力

  • 期待する結果

テストケースは、ポジティブなシナリオとネガティブなシナリオの両方を含める必要があります。ネガティブなシナリオとは、必須の入力が不足している、またはカードが無効の入力を受信している場合に、カードが失敗あるいはエラーを返すテストケースを指します。

テストケースはコネクターカードのあり得る組み合わせについて説明し、異なるオプションの連携を証明する必要があります。

テストケースの例

テストケースID

アクションカード

タイトル

前提条件

期待する結果

TC001

Custom API Action

パスワードと、falseと等しいアクティベーションパラメーターを持つユーザーを作成する

200を返し、ユーザーの「ステータス」を「STAGED」に設定する必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = POST

Relative URL(相対URL) =/api/v1/users

Query(クエリ) = False

作成されたユーザーのステータス = Staged

TC002

Custom API Action

有効なユーザーIDとfalseと等しいsendEmailパラメーターを持つユーザーをアクティブ化する

200を返し、ユーザーの「ステータス」を「ACTIVE」に設定する必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = POST

Relative URL(相対URL) =/api/v1/users/lifecycle/activate

ユーザーのステータスがActiveに変更される

TC003

Custom API Action

ユーザーのメールアドレスでユーザーを検索する

200とユーザー配列を返す必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = GET

Relative URL(相対URL) =/api/v1/users

ユーザーリストが表示される

TC004

Custom API Action

有効なユーザーIDを持ち、ユーザーステータスが「ACTIVE」のユーザーを一時停止する

200を返す必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = POST

Relative URL(相対URL) =/api/v1/users/lifecycle/activate

ユーザーステータスがSuspendedに変更される

TC005

Custom API Action

有効なユーザーIDを持つユーザーを読み取る

200とユーザー情報を返す必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = GET

ユーザー情報が返される

TC006

Custom API Action

有効なユーザーIDを持つユーザーを更新する

200とユーザー情報を返す必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = GET

ユーザーレコードが更新される

TC007

Custom API Action

グループデータの更新をプッシュする

200のコードを返す必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = PUT

グループデータが更新される

TC008

Custom API Action

Relative URL(相対URL)の最初が「/」ではないグループ情報を取得する

エラーが返される必要がある

Request Type(リクエストタイプ) = PUT

カードがエラーを返す

テストフロー

OINチームは提供されたテストフローを利用してコネクターの機能をテストし、期待通りに動作するかどうかを検証します。チームは提供されたテストケースドキュメントにテスト結果を照らし合わせます。

要件

  • 各テストケースにテストフローを提供してください。

  • テストケースIDとテストされるアクションカード名を含め、各フローを命名してください。例: TC001 Custom API Action

  • カードのすべての入力に関する有効な値(必須の値と必須ではない値の両方を含む)をテストフローで提示してください。

  • 各入力の組み合わせにテストフローが必要です。たとえば、検索カードは通常、一致する最初のレコード一致する最初の200レコード一致するすべてのレコードのストリーミングのパターンに従います。

  • 期待される値に対するカードの出力すべてを検証してください。

  • 空やnullなどの無効な入力に対するテストフローを含めてください。If Error関数のエラー処理を利用してエラーを検知し、予期されるエラーと比較してください。

このフロー例では、パスワードと、falseのアクティベーションパラメーターを持つユーザーを作成します。200のステータスコードを返し、ユーザーステータスを「STAGED」に設定する必要があります。このテストケースではIf Error関数カードのTryセクションとIf Errorセクションを利用しています。

「If Error」カードの「Try」オプションで、ユーザー作成アクションを表示しているテストケースフロー。

「If Error」カードの「If Error」オプションで、ユーザー作成アクションを表示しているテストケースフロー。