オブジェクトをコピーする

AWS S3内の指定のバケットにオブジェクトをコピーします。

異なるリージョンに作成されたバケット間ではオブジェクトをコピーできません。

オプション

フィールド 定義 タイプ 必須

Region(リージョン)

AWS S3バケットのリージョン。使用するAWS S3バケットのリージョンを選択します。

ドロップダウン

TRUE

Canned ACL(規定ACL)

オブジェクトに適用する規定アクセス制御リスト(ACL)のタイプをドロップダウンメニューから選択します。

ドロップダウンメニューからNoneを選択すると、カードは次の入力フィールドを生成します。

  • Grant Full Control(フルコントロールを付与)

  • Grant Read(参照権限を付与)

  • Grant Read ACP(ACP参照権限を付与)

  • Grant Write ACP(ACP更新権限を付与)

None以外のオプションを選択した場合、カードはこれらの入力フィールドを生成しません。代わりに、アップロードされるオブジェクトに選択した[Canned ACL(規定ACL)]オプションが適用されます。

ドロップダウン

TRUE

入力

フィールド 定義 タイプ 必須

Source(ソース)

Bucket(バケット)

ソースバケットの名前。

テキスト

TRUE

Key(キー)

ソースオブジェクトのキー。

テキスト

TRUE

Version ID(バージョンID)

コピーするオブジェクトの現行バージョンの一意のバージョンID。

空で残した場合、最新のオブジェクトバージョンがコピーされます。

バージョンIDの値がnullのときは、「null」という文字列を入力します。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Algorithm(サーバー側暗号化顧客アルゴリズム)

オブジェクトの暗号化に使用するアルゴリズムを指定します

例:AES256

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Key(サーバー側暗号化顧客キー)

ソースオブジェクトの復号に使用される、AWS S3の顧客提供の暗号化キーを指定します。

このヘッダーに指定する暗号化キーは、ソースオブジェクトの作成時に使用されたキーである必要があります。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Key MD5(サーバー側暗号化顧客キーMD5)

RFC 1321に準拠した、暗号化キーの128ビットMD5ダイジェストを指定します。

テキスト

FALSE

Expected Bucket Owner(想定バケット所有者)

想定されるソースバケット所有者のアカウントID。

別のアカウントがソースバケットを所有する場合、リクエストはHTTP 403(アクセス拒否)エラーで失敗します。

テキスト

FALSE

If Match(一致した場合)

オブジェクトのエンティティタグ(ETag)が指定のタグと一致する場合にオブジェクトをコピーします。

テキスト

FALSE

If Modified Since(指定日時以降に変更されている場合)

指定した日時以降に変更されている場合にオブジェクトをコピーします。

例:Fri, 14 Jan 2022 23:34:36 GMT

テキスト

FALSE

If None Match(一致なしの場合)

オブジェクトのETagが指定のETagと異なる場合にオブジェクトをダウンロードします。

テキスト

FALSE

If Unmodified Since(指定日時以降に未変更の場合)

指定した日時以降に変更されていない場合にオブジェクトをコピーします。

例:Fri, 14 Jan 2022 23:34:36 GMT

テキスト

FALSE

Destination(インポート先)

Bucket(バケット)

宛先バケットの名前。

テキスト

TRUE

Key(キー)

宛先オブジェクトのキー。最小の長さは1です。

テキスト

TRUE

Grant Full Control(フルコントロールを付与)

オブジェクトに対する参照、更新、ACP参照、ACP更新権限をリストされたアカウントに付与します。

付与の対象者ごとにキー/値のペアを指定します。キーは次のいずれかです。

  • ID:指定された値がAWSアカウントの正規ユーザーIDである場合に使用します。
  • URI:事前に定義されたグループに権限を付与する場合に使用します。

  • メールアドレス:指定された値がAWSアカウントのメールアドレスである場合に使用します。

例:ID=11112222333

このフィールドは、ユーザーが[Canned ACL(正規ACL)]フィールドでNoneを選択すると自動的に生成されます。

テキストのリスト

FALSE

Grant Read(参照権限を付与)

オブジェクトデータとメタデータを読み取る権限をリストされたアカウントに付与します。

付与の対象者ごとにキー/値のペアを指定します。キーは次のいずれかです。

  • ID:指定された値がAWSアカウントの正規ユーザーIDである場合に使用します。
  • URI:事前に定義されたグループに権限を付与する場合に使用します。

  • メールアドレス:指定された値がAWSアカウントのメールアドレスである場合に使用します。

例:ID=11112222333

このフィールドは、ユーザーが[Canned ACL(正規ACL)]フィールドでNoneを選択すると自動的に生成されます。

テキストのリスト

FALSE

Grant Read ACP(ACP参照権限を付与)

オブジェクトのACLを読み取る権限をリストされたアカウントに付与します。

付与の対象者ごとにキー/値のペアを指定します。キーは次のいずれかです。

  • ID:指定された値がAWSアカウントの正規ユーザーIDである場合に使用します。
  • URI:事前に定義されたグループに権限を付与する場合に使用します。

  • メールアドレス:指定された値がAWSアカウントのメールアドレスである場合に使用します。

例:ID=11112222333

このフィールドは、ユーザーが[Canned ACL(正規ACL)]フィールドでNoneを選択すると自動的に生成されます。

テキストのリスト

FALSE

Grant Write ACP(ACP更新権限を付与)

オブジェクトのACLを書き込む権限をリストされたアカウントに付与します。

付与の対象者ごとにキー/値のペアを指定します。キーは次のいずれかです。

  • ID:指定された値がAWSアカウントの正規ユーザーIDである場合に使用します。
  • URI:事前に定義されたグループに権限を付与する場合に使用します。

  • メールアドレス:指定された値がAWSアカウントのメールアドレスである場合に使用します。

例:ID=11112222333

このフィールドは、ユーザーが[Canned ACL(正規ACL)]フィールドでNoneを選択すると自動的に生成されます。

テキストのリスト

FALSE

Metadata Directive(メタデータディレクティブ)

メタデータをソースオブジェクトからコピーするか、リクエストで提供されたメタデータに置き換えるかを指定します。

  • コピー
  • 置換

ドロップダウン

FALSE

Object Lock Legal Hold(オブジェクトロック法的保留)

コピーしたオブジェクトに法的保留を適用するかどうかを指定します。

  • On
  • Off

ドロップダウン

FALSE

Content MD5(コンテンツMD5)

Base64エンコードされた128ビットのMD5ダイジェスト。RFC 1864に従ってヘッダーはありません。入力は、最初に送信されたデータと同じデータであることを確認するメッセージ整合性チェックとして使用されます。

RESTリクエスト認証の詳細については、「REST認証」を参照してください。

Object Lock Legal Hold(オブジェクトロック法的保留)フィールドと併用されます。

テキスト

FALSE

Object Lock Mode(オブジェクトロックモード)

コピーしたオブジェクトに適用するオブジェクトロックモード。

  • Governance(ガバナンス)
  • Compliance(コンプライアンス)

ドロップダウン

FALSE

Object Lock Retain Until Date(オブジェクトロック保持期限)

コピーしたオブジェクトのオブジェクトロックを期限切れにする日時。

テキスト

FALSE

Request Payer(リクエスト支払者)

リクエストが課金の対象であることを依頼者が知っていることを確認します。

ドロップダウン

FALSE

Server Side Encryption(サーバー側暗号化)

このオブジェクトをAWS S3に保存する際に使用されるサーバー側暗号化アルゴリズム。

  • AES256

  • aws:kms

ドロップダウン

FALSE

Server Side Encryption AWS KMS Key ID(サーバー側暗号化AWS KMSキーID)

オブジェクトの暗号化に使用するAWS KMSキーIDを指定します。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Bucket Key Enabled(サーバー側暗号化バケットキー有効)

AWS S3が、AWS KMS(SSE-KMS)を使ったサーバー側暗号化によるオブジェクトの暗号化にS3バケットキーを使用する場合はTrue。それ以外の場合はFalse

このヘッダーをtrueに設定すると、AWS S3は、SSE-KMSを使ったオブジェクト暗号化用のS3バケットキーを使用します。

True/False

FALSE

Server Side Encryption Context(サーバー側暗号化コンテキスト)

オブジェクトの暗号化に使用するAWS KMS暗号化コンテキストを指定します。

このヘッダーの値は、暗号化コンテキストのキー/値のペアを保持するJSONが含まれるBase64エンコードされたUTF-8文字列です。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Algorithm(サーバー側暗号化顧客アルゴリズム)

オブジェクトの暗号化に使用するアルゴリズムを指定します

(例:AES256)。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Key(サーバー側暗号化顧客キー)

AWS S3がデータの暗号化に使用した顧客提供の暗号化キーを指定します。

この値は、オブジェクトの保存に使った後で破棄されます。AWS S3は暗号化キーを保存しません。

テキスト

FALSE

Server Side Encryption Customer Key MD5(サーバー側暗号化顧客キーMD5)

RFC 1321に準拠した、暗号化キーの128ビットMD5ダイジェストを指定します。

テキスト

FALSE

Expected Bucket Owner(想定バケット所有者)

想定されるソースバケット所有者のアカウントID。

別のアカウントがソースバケットを所有する場合、リクエストはHTTP 403(アクセス拒否)エラーで失敗します。

テキスト

FALSE

Storage Class(ストレージクラス)

デフォルトでは、AWS S3は新規作成されたオブジェクトの保存に標準ストレージクラスを使用します。標準ストレージクラスは、高い耐久性と高可用性を提供します。

  • 標準:デフォルトのストレージクラス。

  • 削減冗長性:S3標準ストレージクラスより低い冗長性で保存できる、重要度の低い再現性の高いデータ向けに設計されています。

  • 標準IAAWS S3は、地理的に離れた複数の利用可能地域に冗長的にオブジェクトデータを保存します。

  • 単一ゾーンIA:再作成可能な、アクセス頻度の低いデータ(月1回)へのミリ秒単位のアクセス。

  • インテリジェントティアリング:アクセスパターンが不明、変更される、または予測できないデータ。

  • Glacier:長期保存され、四半期に一度、ミリ秒単位でアクセスされるアーカイブデータ。

  • 深いアーカイブ:年1回以下のアクセスで、検索時間が数時間の長期保存アーカイブデータ。

  • アウトポスト:AWS Outpostsで、アクセスポリシー、暗号化、タグ付けなど、AWS S3と同じAPIと機能を使用します。

ドロップダウン

FALSE

Tagging Directive(タグディレクティブ)

オブジェクトのタグ設定をソースオブジェクトからコピーするか、リクエストで提供されたタグセットに置き換えるかを指定します。

  • コピー

  • 置換

ドロップダウン

FALSE

Tagging(タグ付け)

オブジェクトの宛先オブジェクトのタグセット。この値は、[Tagging Directive(タグディレクティブ)]と併用する必要があります。

テキスト

FALSE

Website Redirect Location(Webサイトリダイレクトロケーション)

バケットがWebサイトとして構成されている場合、このオブジェクトへのリクエストを同一バケット内の別のオブジェクトまたは外部URLにリダイレクトします。

テキスト

FALSE

出力

フィールド 定義 タイプ

Response (レスポンス)

Version ID(バージョンID)

新たに作成されたコピーの一意のバージョンID。

テキスト

Source Version ID(セキュアバージョンID)

宛先バケットにコピーされたオブジェクトのバージョン。

テキスト

Server Side Encryption(サーバー側暗号化)

このオブジェクトをAWS S3に保存する際に使用されるサーバー側暗号化アルゴリズム。

テキスト

Server Side Encryption AWS KMS Key ID(サーバー側暗号化AWS KMSキーID)

オブジェクトに使用されたAWSキー管理サービス(AWS KMS)対称顧客管理キーのIDを示します。

テキスト

Server Side Encryption Bucket Key Enabled(サーバー側暗号化バケットキー有効)

コピーされたオブジェクトが、AWS KMSでのサーバー側暗号化(SSE-KMS)のS3バケットキーを使用するかどうかを指定します。

テキスト

Server Side Encryption Context(サーバー側暗号化コンテキスト)

オブジェクトの暗号化に使用するAWS KMS暗号化コンテキストを指定します。

テキスト

Server Side Encryption Customer Algorithm(サーバー側暗号化顧客アルゴリズム)

顧客提供の暗号化キーによるサーバー側暗号化が要求された場合、暗号化アルゴリズムの使用を確認するためにこのヘッダーがレスポンスに含まれます。

テキスト

Server Side Encryption Customer Key MD5(サーバー側暗号化顧客キーMD5)

顧客提供の暗号化キーによるサーバー側暗号化が求められた場合、顧客提供暗号化キーの往復メッセージ整合性検証を提供するためにこのヘッダーがレスポンスに含まれます。

テキスト

Request Charged(リクエスト課金済み)

リクエストが問題なく依頼者に課金されたことを示します。

テキスト

Last Modified(最終変更)

オブジェクトの作成日。

数値

ETag

新規オブジェクトのETagを返します。ETag は、オブジェクトのコンテンツに対する変更のみを反映し、そのメタデータは反映しません。

テキスト

関連項目

AWS S3コネクター

Workflows要素

AWS S3 Rest APIの概要