SAP SuccessFactors Employee Central統合について
SAP SuccessFactors Employee CentralとOktaを統合することで、プロビジョニングを自動化し、採用、アップデート、退職、退職後処理などの従業員のライフサイクルを管理できます。また、Oktaと統合してSAP SuccessFactors Employee Central由来のデータをサードパーティアプリケーションにプッシュすることもできます。
SAP SuccessFactors Employee Central向けの複合従業員アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してEmployee CentralからOktaへ従業員データをインポートできます。従業員データのインポートおよびプロビジョニングには、以下の方式のいずれかを使用します。
- SAP SuccessFactors Employee Centralからインポート
- SuccessFactors(EC)駆動型ITプロビジョニング(SuccessFactors EC-as-Source)
統合手順の要はSuccessFactors EC駆動型ITプロビジョニングですが、この手続きはSAP SuccessFactors Employee Centralからインポートしたい場合にも使用できます。
SAP SuccessFactors Employee Centralからユーザーをインポート
この方法を使用すると、従業員データがSAP SuccessFactors Employee Centralからインポートされ、Oktaユーザープロファイルの作成に使用されます。従業員データがOktaにインポートされ、ユーザープロファイルの作成が完了した後、SAP SuccessFactors Employee Centralで従業員レコードに加えられた変更は、関連するOktaユーザープロファイルには複製されません。
SuccessFactors(EC)駆動型ITプロビジョニング
この方法を使用すると、従業員データがOktaにインポートされ、ユーザープロファイルの作成が完了した後、ユーザープロファイルはSAP SuccessFactors Employee Centralによって管理されます。SAP SuccessFactors Employee Centralに加えられた変更は、Oktaおよび統合されたサードパーティアプリケーションで複製されます。この方法は、SAP SuccessFactors Employee Centralを使用して従業員と請負業者のアプリケーションのアクセス権を管理したい場合に便利です。
SAP SuccessFactors Employee Centralをプロファイルソースとしてカスタム属性マッピング用に有効化する場合はOkta EnterpriseまたはEnterprise Plusバージョンが必要です。
下の表はSuccessFactors EC駆動型ITプロビジョニングで利用可能な、サポート対象従業員ライフサイクルイベントを示しています。
ライフサイクルイベント | 説明 |
新規採用 |
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更新 |
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退職 |
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今後採用予定 |
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退職後 |
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次も参照
SAP SuccessFactors Employee Central統合の前提条件
SAP SuccessFactors Employee Centralでサポートされる機能