Google Authenticator
Google Authenticatorは、多要素認証(MFA)が必要な環境にサインインするユーザーに、認証の第2要素として時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)を提供するアプリです。
管理者は、Oktaで受け入れられるオーセンティケーターのリストにGoogle Authenticatorを追加します。その後、これを選択して認証するユーザーは、OktaでGoogle Authenticatorアプリに表示される時間ベースの6桁コードの入力を求められるようになります。
- Google AuthenticatorをOktaオーセンティケーターとしてアクティブ化する
- MFA登録ポリシーにGoogle Authenticatorを登録する
- エンドユーザーエクスペリエンス
- Google Authenticatorのレート制限について
- 重要な考慮事項
- 関連項目
Google AuthenticatorをOktaオーセンティケーターとしてアクティブ化する
-
Admin Consoleで、 に移動します。
- [Setup(設定)]タブで、[Add Authenticator(オーセンティケーターを追加)]をクリックします。
- Google Authenticatorタイルで[Add(追加)]をクリックし、詳細ページでもう一度クリックします。
- Google Authenticatorを多要素ポリシーに登録します。
MFA登録ポリシーにGoogle Authenticatorを登録する
-
Admin Consoleで、 に移動します。
- [Enrollment(登録)]タブで、新しいMFA登録ポリシーを追加するか、既存のMFA登録ポリシーを編集します。
ポリシーを追加する
- [Add Multifactor Policy(多要素ポリシーを追加)]をクリックします。
- 名前を入力します。
- グループに割り当てます。
- Google Authenticatorを[Optional(任意)]または[Required(必須)]に設定します。
- [Create Policy(ポリシーを作成)]をクリックします。
- ポリシーに1つ以上のルールを追加する場合は、「オーセンティケーター登録ポリシールールを構成する」を参照してください。
ポリシーを編集する
- 編集するポリシーを選択し、[Edit(編集)]をクリックします。
- [Effective factors(有効な要素)]で、Google Authenticatorを[Optional(任意)]または[Required(必須)]に設定します。
- [Update Policy(ポリシーを更新)]をクリックします。
- ポリシーに1つ以上のルールを追加する場合は、「オーセンティケーター登録ポリシールールを構成する」を参照してください。
エンドユーザーエクスペリエンス
- Apple App StoreまたはGoogle Playストアに移動して、デバイスにGoogle Authenticatorをインストールします。
- コンピューターのWebブラウザーで:Oktaにサインインする場合、またはOktaで保護されたリソースにアクセスする場合は、資格情報を入力し、[Next(次へ)]をクリックします。
- [Setup security authenticators(セキュリティオーセンティケーターのセットアップ)]ページで、[Set up(設定)]をクリックします。
- デバイスの種類を選択し、[Next(次へ)]をクリックします。
-
該当するQRコードスキャン手順を実行します。
デバイスでQRコードをスキャンできる場合:
- ブラウザーの[Next(次へ)]はまだクリックしないでください。代わりに、モバイルデバイスでGoogle Authenticatorを起動します。
- Google Authenticatorで、+記号をタップします。
- [Scan a QR code(QRコードをスキャン)]をタップして、コンピューターのブラウザーに表示されたQRコードにカメラを向けます。デバイスのカメラがQRコードを自動的にスキャンします。
- コンピューターのWebブラウザーで、[Next(次へ)]をクリックします。
- [Enter Code(コードを入力)]フィールドに、モバイルデバイスのGoogle Authenticatorに表示されるセットアップキーを入力します。
- [Review(確認)]をクリックします。
デバイスでQRコードをスキャンできない場合:
- ブラウザーの[Next(次へ)]はまだクリックしないでください。
- コンピューターのWebブラウザーで、[Can’t scan(スキャンできない)]をクリックします。
- [Next(次へ)]ボタンの上のフィールドにある数字と文字の文字列を書き留めます。
- モバイルデバイスでGoogle Authenticatorを起動します。
- +記号をタップします。
- [Enter a setup key(セットアップキーを入力)]をタップします。
- [Account(アカウント)]フィールドに、Oktaユーザー名を入力します。
- [Key(キー)]フィールドに、前にメモした数字と文字の文字列を入力します。
- [Add(追加)]をタップします。[Secret saved(シークレットは保存されました)]というメッセージが表示されます。
- コンピューターのWebブラウザーで、[Next(次へ)]をクリックします。
- [Enter Code(コードを入力)]フィールドに、モバイルデバイスのGoogle Authenticatorに表示されるセットアップキーを入力します。
- [Review(確認)]をクリックします。
Google Authenticatorのレート制限について
機密性の高い企業リソースを不正アクセスから保護するために、Oktaでは、Google Authenticatorから5分間に試行された認証の失敗に5回のレート制限を適用しています。Google Authenticatorからの認証の失敗がレート制限を超えると、次のようになります。
- レート制限にパスするまで、Google Authenticatorからの認証は許可されません。
- 「リクエストが多すぎる」ことを示すHTTPステータスコード429がOktaから返されます。
- メッセージがユーザーインターフェイスに表示され、System Logに書き込まれます。
重要な考慮事項
- エンドユーザーのデバイスの時刻がGoogle Authenticatorアプリのクロックの時刻と一致しない場合があります。Google Authenticatorアプリでは、Google Authenticatorアプリの時間とエンドユーザーのデバイスの時間差を前後で最大2分許容しています。