Okta Personal for Workforce

Okta Personal for Workforceは、OktaのコンシューマーパスワードマネージャーであるOkta PersonalとWorkforce orgを統合する一連の機能です。これを無料の個人パスワードマネージャーとしてユーザーに提供し、ユーザーの個人データをエンタープライズアプリから切り離すことができます。

メリット

セキュリティ標準の向上
個人アプリと仕事用アプリを切り離すことで、セキュリティに関するユーザー個人の習慣が、orgのセキュリティ標準を侵害することを防ぎます。
適応性の向上
orgのユーザーは、Oktaの仕事用アカウントと個人アカウントを分離したまま、それらを同じユーザーインターフェイスで切り替えることができます。
ヘルプデスクチケットの減少
Okta Personal for Workforceは、ヘルプデスクが受け取るサポートチケットの量を減少します。ヘルプデスクが個人アプリの問題をトリアージする必要がなくなるからです。
オフボーディングプロセスの合理化
ユーザーは、組織を退職した場合でさえも、自分の保存済みアプリにアクセスし続けることができます。ユーザーの個人アプリはコンシューマーパスワードマネージャーに保存されるからです。このアカウントを所有することで、ユーザーは自分の個人アプリを組織に見られないようにできます。

仕組み

Okta Personalにより、すべてのアプリが一か所で表示され、パスワードが安全に保管され、アプリのサインイン時に資格情報がオートフィルされます。Okta Personalをユーザーが利用できるようにした場合、どのようにユーザーがやり取りするかを設定できます。

アプリの移行を制御する
Okta Personal for Workforceはアプリの移行プロセスを合理化しますが、アプリの移行を有効にすることなく機能を使用できます。アプリの移行を許可すると、ユーザーは、組織が管理するアプリを個人のダッシュボードに移行できません。またメールドメインの移行を阻止できます。
メッセージのカスタマイズ
Okta Personal for Workforceは、ユーザーがアプリの移行および適格性を理解するのに役立つ、インターフェイスアップデートを提供しています。アプリの移行を許可しない場合、またはOkta Personalに関する自身のメッセージを管理したい場合は、これらのアップデートをオフにできます。
使用を監視する
System Logは、ユーザーがWorkforceアカウントからアプリを移動した時はいつでもイベントを記録するため、個人アプリのみが移行されたことを確認できます。

構成

Okta Personalへのアプリの移行を構成する

インターフェイスアップデートを構成する

Okta Personal for Workforceのユーザーエクスペリエンス