テーブル

テーブルは、外部サービスやその他の資格情報の必要なしでフローが参照するデータを保存する上で便利です。関連するデータを集約し、それをフロー全体で確実に保持させることができます。

テーブルの目的は、限定的な情報キャッシュメカニズムとして機能することです。データベーステーブルのような拡張性のある情報リポジトリとして設計されているわけではありません。テーブルをデータ用に使用する場合、古いレコードや未使用テーブルを定期的に削除すると、テーブルのシステム制限に達するのを防止できます。

ユースケース

テーブルはさまざまな用途に利用できます。

  • フローを通過するデータを追跡、レポートする

    特定のイベントを継続的に計上したり、経営陣向けの月次レポートに記載する個別のトランザクションを保存したりできます。

  • ルックアップテーブルを作成するか、フロー間で定数を共有する

    特にプロビジョニングシナリオでは、ユーザーの部門をシステムアクセスに必要なロールにマッピングすることが必要になる場合があります。また、関連付けられていないフローが、信頼できる単一の情報源を参照できるように、各種クラウドサービスのIDテーブルを保持することが必要になる場合もあります。

  • より多機能なフローを作成する

    寄せられる顧客のリクエストを処理し、対応を求める顧客のテーブルに情報を追加するフローを作成できます。フローはテーブルをチェックして顧客が今週リクエストを行ったかどうかを確認し、直ちに対応するようにアカウントチームに通知できます。別のフローを毎週月曜日の朝に実行し、顧客からの残りのリスエストを割り当てることができます。

関連項目

テーブルの作成と編集

Workflowsのシステム制限