タスクの検索

ServiceNowのタスクを検索します。

このカードの入出力フィールドはServiceNowインスタンスに基づいて動的に生成されます。これらのフィールドにはServiceNowが提供するデフォルトフィールドが含まれます。たとえば、[Active(アクティブ)][Approval history(承認履歴)][Description(説明)][Time worked(作業時間)]、タスクまたはカタログタスクテーブルに追加したすべてのカスタムフィールドが含まれます。

また、入力フィールドは[Search By(検索条件)]および[Result Set(結果セット)]オプションに応じて異なります。たとえば、[Search By(検索条件)][Like(曖昧)]を選択すれば、入力フィールドは少なくなります。ここでは、一般的な一部の入力および出力フィールドについて説明します。

オプション

フィールド 定義 タイプ 必須

Result Set(結果セット)

レスポンスで返されるタスクの数を指定します。

検索結果をフィルタリングする方式を選択します。

  • First Matching Record:一致する最初のレコードを返します。

  • First 200 Matching Records:最初に一致する200レコードを返します。

  • Stream Matching Records:一致するすべてのレコードを親フローからヘルパーフローに渡します。

    このオプションを選択すると、ストリーミング用のヘルパーフローを選択したりカスタム拡張可能フィールドを追加したりできる[Streaming(ストリーミング)]入力セクションがカードに追加されます。

ドロップダウン

TRUE

Search By(検索条件)

入力テキスト値の比較方法を指定します。すべてのテキストフィールドを検索します。検索に使用する演算子を選択します。

  • [Like(曖昧)]:入力したテキスト/数値に部分的に一致するメールアドレスを返します。たとえば、[Sender(送信者)]フィールドで「Smith」が含まれる単語を検索します。

  • [Equals(等しい)]:入力したテキスト/数値に完全に一致する場合にメールアドレスを返します。たとえば、「Important」が含まれるすべての件名を検索します。

  • [Starts With(指定の値で始まる)]:入力したテキスト/数値から始まる場合にメールアドレスを返します。

ドロップダウン

TRUE

Task Type(タスクタイプ)

検索するいずれかのタスクタイプを選択します。

  • TaskServiceNowのベースタスクタイプ。taskレコードを検索します。

  • Catalog Task:サービスカタログに固有のタスクのサブタイプ。sc_taskレコードを検索します。

ドロップダウン

TRUE

入力

複数の検索条件を指定すると、それを組み合わせてクエリが作成されます。結果出力は、すべての条件に一致するグループとなります。

ただし、検索条件を指定しない場合、カードは利用可能なレコードのすべてのフィールドを返します。

フィールド 定義 タイプ 必須

Search(検索)

Number(数値)

各タスクレコードの識別番号。

このフィールドはタスクテーブルの表示値です。

システムはタスクの作成時にこの番号を生成します。

テキスト

FALSE

Description(説明)

行われる作業の詳しい説明。

テキスト

FALSE

Short description(簡潔な説明)

タスクの簡潔な説明。この説明はレコードのタイトルとして使用されます。

テキスト

FALSE

ストリーミング

Flow(フロー)

[Choose Flow(フローの選択)]をクリックして検索結果をストリーミングするヘルパーフローを参照および選択し、[Choose(選択)]をクリックして確定します。

オプションとして、[Click or drop here to create(クリックまたはここにドロップして作成)]の下の空のフィールドをクリックし、データをヘルパーフローに渡すカスタム拡張可能フィールドを追加します。これらのフィールドは、ヘルパーフロー内の[State(状態)]出力オブジェクトの下にキーと値のペアとして追加されます。

[Result Set(結果セット)]オプションで[Stream Matching Records(一致レコードのストリーミング)] が選択されている場合に表示されます。

Flow(フロー)

TRUE

Search Criteria(検索条件)

Record Limit(レコード制限)

ストリーミングするレコードの数を指定します。

  • [Limit]フィールドを0に設定すると、レコードは返されません。

  • [Limit]フィールドに0より大きい値を設定すると、最大で指定された最大レコード数までのレコードが返されます。

  • [Limit]フィールドが空、null、または未選択の場合、すべてのレコードが返されます。

  • デフォルト値は10000000(1,000万)です。

  • 有効な範囲は010000000です。

このフィールドは、[Result Set(結果セット)]オプションで[Stream Matching Records]を選択した場合に表示されます。

数値

FALSE

出力

フィールド 定義 タイプ

Result(結果)

Number(数値)

各タスクレコードの識別番号。

このフィールドはタスクテーブルの表示値です。

システムはタスクの作成時にこの番号を生成します。

テキスト

Description(説明)

行われる作業の詳しい説明。

テキスト

Short description(簡潔な説明)

タスクの簡潔な説明。この説明はレコードのタイトルとして使用されます。

テキスト

Additional comments(追加コメント)

タスクレコードに関するコメント。

各コメントは[Activity(アクティビティ)]フィールドに挿入されます。

テキスト

Opened(オープン)

タスクレコードを初めて人的に開いた日時。

日時

Approval history(承認履歴)

レコードの承認の履歴。

テキスト

Watch list(ウォッチリスト)

レコードの更新時にメールおよびSMS通知を受け取るユーザーを指定します。

このフィールドにリストされたユーザーに通知するのは、デフォルトではインシデント変更サービスカタログアプリケーションのみです。

タスクベースのその他のアプリケーションでは、カスタムメール通知を作成してこれらのユーザーに送信する必要があります。

テキスト

Priority(優先度)

割り当て先にとってタスクがどの程度優先されるかを指定します。

デフォルトでは、この値は[Impact(影響)][Urgency(緊急度)]の値に基づいてcalculatePrioritybusinessルールによって計算されます。

その上で、レコードリストは優先度に応じて各タスクを色分けします。

数値

Work notes list(作業注記リスト)

レコードに作業注記が追加されたときにメールおよびSMS通知を受け取るユーザーを指定します。

このフィールドにリストされたユーザーに通知するのは、デフォルトでは変更問題サービスカタログアプリケーションのみです。

タスクベースのその他のアプリケーションでは、カスタムメール通知を作成してこれらのユーザーに送信する必要があります。

テキスト

Assigned to(割り当て先)

タスクの完了を割り当てられるユーザーを指定します。

デフォルトでは、このフィールドは参照修飾子を使ってitilロールが割り当てられたユーザーのみを表示します。一部のアプリケーションは、親参照修飾子をオーバーライドして関連ユーザーを表示します。

たとえば、サービス命令テーブルとプロジェクトタスクテーブルはスキルに基づいてユーザーをフィルタリングします。

テキスト

Active(アクティブ)

タスクの作業がまだ行われているかどうか、またはタスクの作業が完了しているかどうかを指定します。

このフィールドの値を設定するのは、デフォルトではアプリケーションに固有のビジネスルールのみです。

たとえば、incident autocloseビジネスルールは、解決され、1日更新されなかったインシデントをクローズします。

True/False

Escalation(エスカレーション)

タスクがオープンされている時間を示します。

エスカレーションは、サービスレベル合意を使って自動的に入力されます。サービスレベル合意には、タスクが各エスカレーション状態に留まる時間が指定されます。

エスカレーション状態は、Normal(通常)から始まり、Moderate(中)、High(高)に進み、最終的にOverdue(期限切れ)に至ります。

レコードリストは、各タスクをエスカレーション状態別に色分けします。

数値

State(状態)

タスクのステータス。次の値があります。

  • Pending(保留中)

  • Open(オープン)

  • Work in Progress(進行中)

  • Closed Complete(完了クローズ)

  • Closed Incomplete(未完了クローズ)

  • Closed Skipped(スキップクローズ)

アプリケーションは、通常は辞書オーバーライドを使ってアプリケーションに固有の状態を表示します。

数値

Time worked(作業時間)

レコードがフォームビューで開いている時間を測定するタイマーを表示します。

テキスト

Work notes(作業注記)

ITILユーザーのみが表示できるコメントを表示し、入力できるようにします。

各コメントは[Activity(アクティビティ)]フィールドに挿入されます。「ジャーナルフィールドタイプ」を参照してください。

テキスト

Created(作成日時)

タスクレコードが作成された日時を表示します。

日時

Sys ID(システムID)

タスクの一意のレコード識別子(sys_id)

テキスト

Records Streamed(ストリーミングしたレコード)

ストリーミングフロー内でストリーミングされたレコードの数。

このフィールドは、[Result Set(結果セット)]オプションで[Stream Matching Records]を選択した場合に表示されます。

数値

関連項目

ServiceNowコネクター

Workflows要素

ServiceNowコネクターに関するガイダンス

ServiceNow APIリファレンス