If/Else
If/Else条件ステートメントは、フローで従うべきステップを決定するために使用します。
指定した条件が評価されるとき、結果がtrueとfalseのどちらかに応じて、フローはアクションおよび関数カードの特定のサブパスに従い、オプションとして出力を返してから、残りのフローを続行します。
If/Elseカードには3つのセクションがあります。
セクション |
定義 |
---|---|
条件 | 比較を指定します(true/falseのステートメント)。 |
分岐 | 条件の結果に基づいて実行されるアクションと関数を指定します。 |
出力(オプション) | If/Elseカードで正しいパスが実行された後の、オプションの出力を指定します。 |
条件:If/Elseカードの比較ステートメントの定義
要素 |
定義 |
---|---|
value a | 比較される値。 |
comparison | 比較内容(「関係演算子の表」を参照してください)。 |
value b | 比較対象となる値。 |
[Done(完了)] をクリックすると次のステップに進み、条件をクリックすとこのステップに戻ります。
value aとvalue bの型は必ず、どのような比較を行うかを反映するよう設定してください。たとえば、greater than演算子は、数値の場合は数値に基づいて比較を行いますが、テキストの場合はアルファベット順に基づいて比較を行います。したがって、80 > 9
という数値の比較はtrueを返しますが、"80" > "9"
というテキストの比較はfalseを返します。
関係演算子の表
演算子 |
ユースケース |
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equal to | 2つのテキスト、数値、日付、またはtrue/falseを比較し、同じ値かどうかを調べます。 |
not equal to | 2つのテキスト、数値、日付、またはtrue/falseを比較し、異なる値かどうかを調べます。 |
greater than or equal(次より大きいか等しい) | 2つのテキスト、数値、または日付を比較し、最初のものが2番目のものと等しい、またはより大きいかどうかを調べます。 |
less than or equal | 2つのテキスト、数値、または日付を比較し、最初のものが2番目のものと等しい、またはより小さいかどうかを調べます。 |
greater than | 2つのテキスト、数値、または日付を比較し、最初のものが2番目のものより大きいかどうかを調べます。 |
less than | 2つのテキスト、数値、または日付を比較し、最初のものが2番目のものより小さいかどうかを調べます。 |
a multiple of(次の倍数) | 2つの数値を比較し、value aがvalue bの正確な倍数かどうかを調べます。たとえば、12、0、-4はすべて4の倍数ですが、2、3、7は倍数ではありません。 |
in(の) | 2つのテキストを比較し、value aがvalue bの一部かどうかを調べます。たとえば、「test」は「this is a test」に含まれますが、「i」は「team」に含まれません。 |
not in(次にない) | 2つのテキストを比較し、value aがvalue bに含まれていないかどうかを調べます。 |
has key(キーがある) | value aがオブジェクトで、value bがテキストのとき、そのオブジェクトに指定された名前のキーが存在するかどうかを調べます。たとえば、value aが{"test":123}で、value bが「test」なら、trueを返します。 |
doesn't have key(キーがない) | value aがオブジェクトで、value bがテキストのとき、そのオブジェクトに指定された名前のキーが存在しないかどうかを調べます。 |
is empty(空である) | value aが空かどうかを調べます。value bは無視されます。何を「空」と定義するかは型によって異なります。注:この演算子はテキストとオブジェクトでのみ正しく動作します。 |
is not empty(空でない) | value aが空でないかどうかを調べます。注:この演算子はテキストとオブジェクトでのみ正しく動作します。 |
分岐:If/Elseカードでの分岐パスの定義
比較の結果に基づいて実行する、アクションと関数のカードを指定できます。条件を定義してから[Done(完了)] をクリックすると、2つの分岐パスが表示されます。
[Branches(分岐)]タブの上部にあるオレンジ色のコンテナーにあるアクションと関数は、入力フィールドで指定された条件ステートメントがtrueを返したとき、順に実行されます。同様に、下部にある青色のコンテナーのアクションと関数は、条件ステートメントがfalseを返したとき、順に実行されます。
各コンテナーには、アクションをいくつでも含めることができます。また、If/Elseを別のIf/Else内にネストすることもでき、多くの異なる分岐パスを作成して、それぞれに独自のアクションの組を持たせることが可能です。
出力:If/Elseステップへの出力の追加
[Create Outputs(出力の作成)]ボタンを使用して、If/Elseステップの全体にオプションの出力フィールドを追加できます。これらの値は、2つの分岐のいずれかが完了した後、フローの次のアクションまたは関数に進む前に割り当てられます。
新しい出力フィールドを追加するには、次の操作を行います。
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右側にボックスが表示されていない場合、[Create outputs(出力の作成)]ボタンをクリックします。
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右側の[Outputs(出力)]ボックスに、目的の名前を入力します。
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出力の正しい型(たとえば、テキストまたは数値)を選択します。
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trueの分岐が実行された場合と、falseの分岐が実行された場合用の出力の値を指定します。対応する分岐からドラッグ アンド ドロップするか、ボックスの内部をクリックして、分岐内で実行されたステップの出力を選択できます。