Unique Custom

カスタムロジックを使用して、固有でない値をリストから削除します。

この関数を使用するには、何らかの値を計算し、リスト内のアイテムが固有かどうかを判定するヘルパーフローが必要です。たとえば、利用可能なボランティアのリストが存在するとき、専門分野と第一言語の組み合わせごとに1人だけを選ぶことができます。指定したヘルパーフローは、リストのアイテムごとに1回ずつ起動され、各アイテムに対応する値を返します。すべてのアイテムに値が割り当てられた後で、それぞれの固有の値について1つのアイテムのみを含む新しいリストが構築されます。

カードで、固有の値を判定するためにヘルパーフローの入力として使用するフィールドを定義します。通常は、リストの各アイテムのフィールドを含めます。たとえば、テキストのリストなら、入力の1つを文字列にします。また、フローで並べ替え値を計算するために必要なその他の入力を含めることもできます。リスト内での現在のアイテムの位置を知るには、ヘルパーフローカードのコンテキストセクションにある[Index(インデックス)]フィールドを使用します。その後で、ヘルパーフローの他の部分を構築し、最後に単一の値のみを返すReturnカードを置きます。Returnカードでの値の名前は何でもかまいません。ヘルパーフローを保存してオンにします。

メインフローのUnique Customカードで、評価するリストを入力してから、構築するヘルパーフローを選択します。入力が自動的に設定されるため、その入力にデータをマップできます。入力がリストの各アイテムを受け付けるようマップするには、その入力フィールドをクリックして[Item(アイテム)]ドロップダウンメニューを表示し、そのアイテムを選択します。または、リストがオブジェクトのリストである場合、オブジェクトのスキーマ、つまり含まれているキーも表示されます。それらのキーを入力として受け付けるヘルパーフローを構築できます。さらに、フローの前のカードから出力をドラッグできます。そのシナリオでは、リストの各アイテムに同じ値が使用されます。

入力

フィールド 定義 タイプ 必須

このリスト内の各アイテム

list

削除すべき重複アイテムが含まれている入力リスト。

リスト

TRUE

Run this Flow

Helper Flow(ヘルパーフロー)

リストのアイテムごとに1回呼び出されるヘルパーフロー。

フロー

TRUE

With these options

concurrency(同時並行処理)

リストのアイテムを並列に処理する数。

アイテムを順に処理することが重要な場合は、値に1を使用します。そうでない場合は、510などの大きな数値を使用すると、フローが速く完了します。

数値

TRUE

以下の値を使用

ヘルパーフローが定義する入力。

これらのフィールドは、[Choose Flow(フローの選択)]ダイアログを使用してヘルパーフローを選択すると入力されます。

動的生成

TRUE

出力

フィールド 定義 タイプ

list

出力リストで、ヘルパーフローにより返される固有の値ごとに、1つのアイテムのみが含まれます。

出力リストのタイプは、入力リストのタイプに一致する必要があります。たとえば、テキストのリストやオブジェクトのリストなどです。

リスト

この例では、リストを受け取り、同じ長さの文字列をすべて削除します。テキスト入力を受け付け、テキストの長さを返すヘルパーフローを使用します。

入力は次のテキストのリストです。["this","is","a","test"]

ヘルパーフロー

メインフロー

ヘルパーフローへのテキスト入力について、ドロップダウンをクリックして[Item(アイテム)]を選択します。

出力list(リスト)には、長さごとに1つの単語のみが含まれ、["this","is","a"]となります。

関連項目

リスト

関数

Workflows要素