ロードバランサーについて
Access Gatewayはしばしばロードバランサーを使用した高可用性シナリオでデプロイされます。
トピック
ロードバランサーの構成
ロードバランサー:
- スティッキー セッションまたはセッション アフィニティ: パーシステンス(スティックネスやスティッキー セッションとも呼ばれる)は、アプリケーションのロードバランサーによって実装される技術であり、1つのセッションからのリクエストが常に開始したサーバーにルートされるようにします。Access Gatewayで使用されるロードバランサーは、セッション アフィニティをサポートする必要があります。Access Gatewayでは、所定のセッションで要求される2番目以降のリクエストが同じAccess Gatewayノードにルートされるように、特定セッションのセッション アフィニティを必要とします。
セッション アフィニティを指定する方法は、Cookieベースまたはその他のメカニズム(ハッシュ化ソースIPおよびポートなど)など、ロードバランサーのタイプによって異なります。 - ロードバランサーの戦略:Access Gatewayロードバランサーで推奨される戦略は、ラウンドロビンまたは加重ラウンドロビン方式です。

メモ
ロードバランサーを構成する場合、通常、Access Gateway管理者ノードはワーカープールに含めません。
ノードの正常性チェック
ロードバランサーはAccess Gatewayクラスターメンバーの正常性を確認できなければなりません。
正常性チェックを実施するには、以下を含めてHTTPリクエストを送信します:
プロトコル | HTTPS |
リクエスト | GET |
IP | 各ワーカーノードのIPアドレス |
ヘッダー付き | ホスト:ゲートウェイのホスト |
例:
curl -X GET -v -k https://10.0.0.225/status -H 'Host:gw.yourhost.com'
ここで:
- -X GET - GETリクエストを作成
- -v - 詳細(実稼働では不要)
- -k - セキュリティ保護されていない
- -H 'Host:gw.{yourgateway.tld}
成功の場合は200、タイムアウトやエラーの場合は400のステータスが返されます。
Hostヘッダー変数の値を決定するには:
- Access Gateway Admin UIコンソールにサインインします。
- [Settings(設定)]を選択します。
- [Access Gateway]を選択します。
- [System Configuration(システム構成)]セクションで、[Access Gateway Hostname(Access Gatewayホスト名)]フィールドの値を調べます。
クラスターのアップグレードおよびロードバランサー
Access Gatewayをアップグレードするには:
- 構成をバックアップします。バックアップと復元についてをご覧ください。
- 管理者インスタンスに対しては、Secure Shell (ssh oag-mgmt@gw.gateway.tld) をコマンドライン管理コンソールに入力します。
- Access Gatewayアプライアンスのアップグレード手順に従います。Access Gatewayノードをアップグレードする を参照してください。
- Access Gateway高可用性クラスターの各ワーカーノードに対しては
- ワーカーノードをロードバランサーのローテーションから外します。
- ワーカーノードをアップデートします。
- ワーカーノードをロードバランサーのローテーションに戻します。