シンプルCIAMアプリケーションのリファレンスアーキテクチャ
シンプルCIAMアプリケーションAccess Gatewayアーキテクチャは、Access Gatewayを使用して単一の顧客アプリケーションWebリソースを保護するために必要なコンポーネントのセットを表します。他のアーキテクチャの基準または開始点を表します。
このアーキテクチャでは、保護対象Webリソースと呼ばれる単一のアプリケーションが、Access Gatewayの1つのインスタンスを使用してリクエストをしているクライアントに提供されます。
このアーキテクチャは、以下の要件を満たすように設計されています。
- 単一の顧客アプリケーションを保護する。
- テストおよび開発の基準を提供する。
利点と欠点
利点 | 欠点 |
---|---|
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アーキテクチャ
コンポーネント
ロケーション | コンポーネント | 説明 |
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外部インターネット | Webクライアント |
従来のクライアントブラウザで、[appN|consumer-app1].example.com URLとして認識されるAccess Gatewayにアクセスします。 |
comsumer-app1.example.com
URLは非表示 |
外部WebクライアントがAccess Gatewayによって保護対象アプリケーションの1つにアクセスするために入力するアプリケーションを表すURL。通常、この性質のすべてのURLは、Access Gatewayインスタンスによってサービスされ、解決されます。 |
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Okta org |
Okta orgは、アイデンティティサービスを提供しています。 |
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Okta org Universal Directory |
Okta orgでホスティングされるOkta Universal Directoryには、その他のLDAPまたはActive Directory実装の外部のユーザーが含まれます。通常、これにはその他のカスタマーアカウントやパートナーアカウントなどが含まれます。 |
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ファイアウォール |
外部インターネットからDMZ |
外部インターネットとDMZホスティングAccess Gatewayの間の従来のファイアウォール。 |
DMZ | Access Gateway | DMZ内に配置されるAccess Gatewayクラスターは、外部インターネットクライアントが使用するアプリケーションへのアクセスを提供するために使用されます。 通常、Amazon Web Services、MS Azure、Orace OCIなどの仮想環境でホスティングされます。「Access Gatewayのデプロイメントを管理する」を参照してください。 |
ファイアウォール | DMZから内部ファイアウォール | DMZと内部ネットワーク間の従来のファイアウォール。 |
内部ネットワーク | 保護済みのCIAMアプリケーション | 保護対象Webリソースのセットで、consumer-app1.internal-example.com URLを使用してアクセスされます。従来のAccess Gatewayは、各アプリケーション定義内で[Protected Web Resource(保護対象Webリソース)]フィールドを使用して対話します。 |
その他の考慮事項
DNSは通常、外部ドメインと内部ドメインの間で分割されます。[appN|consumer-app1].example.comなどの外部URLはすべて外部で使用され、Access Gatewayインスタンスを指し示します。[protd-N|consumer-app1].internal-example.comなどのAccess Gatewayで使用される内部URLは、内部DNSで提供されます。
ほとんどのアーキテクチャは、ログイベントを外部のsyslogコンポーネントに転送します。Oktaは、すべてのAccess Gateway環境にログサーバーを設定することを強く推奨します。詳しくは、「ログフォワーダーを設定する」を参照してください。
さらに、Access Gateway自体は、通常、内部アクセスを介してのみ管理されます。つまり、管理者は通常、ファイアウォールの内側からAccess Gateway自体にアクセスします。これは、他のアーキテクチャで示されています。