WebSocketベースのアプリケーションをテストする

WebSocketアプリケーションのテストには、アプリケーションヘッダーとWebSocket URIの検証、および一般的なアプリケーションテストが含まれます。

ヘッダーシミュレーションを使用したテストでは、必要に応じてヘッダーフィールドを検証できます。アプリケーションがすべてのURIの期待通りに動作していることを検証するには、必ずテストを完了させる必要があります。

シミュレーションテスト用アプリケーションの構成

このセクションでは、ヘッダーベースのシミュレーションを使用したテストについて説明します。アプリケーションヘッダーを使用して値を渡すテストを行う場合にのみ必要です。

ヘッダーまたはシミュレーションテスト用アプリケーションの構成方法:

  1. Access Gateway 管理者 UI コンソールへのナビゲート
  2. トポロジ タブまたは アプリケーションタブからアプリケーションを開きます。
  3. [Setting(設定)]ペインを選択します。
  4. [Essentials(基本情報)]タブを展開します。
  5. 保護対象Webリソースの現在値に注意します。
  6. 保護対象Webリソースフィールドを以下に変更します:
    動作
    http://header.service.spgwテストを実行すると、ヘッダー・クッキー・セッションに関する情報・その他の情報が表示されます。

    オリジナルバックエンドの保護対象Webリソースの値をコピーおよび保存します。

  7. [Customize(カスタマイズ)]チェックボックスをクリアしてログイン後URLを無効にします。
  8. [Advanced(詳細設定)]タブを展開します。
  9. Debug mode(デバッグモード)を有効にします。

    デバッグモードを有効にする場合、ダウンロードログも必ずレベルデバッグに設定します。アプリケーションデバッグイベントは、ダウンロードログも同様にデバッグレベルログイベントを生成するように構成されるまで、ダウンロード可能なログで表示されません。ログ詳細度を管理するをご参照ください

  10. [Done(完了)] をクリックします。

    ヘッダーベースのアプリケーションをデバッグする場合は、既知の静的最適値で属性をテストすることを検討してください。たとえば、動的なIDPベースのフィールドを静的なIDPベースのフィールドに変更する際は既知の最適地を使用します。

    ポリシーベースのアプリケーションをデバッグする場合、最初にポリシーなしまたはオープンポリシーでテストをします。

デバッグおよびモニタリング用のAccess Gatewayを構成する

Access Gateway管理者コンソールを任意で構成して、実行中のシステムログメッセージすべての表示を出力することができます。

デバッグモードを有効にして、Access Gatewayをモニタリングする方法:

  1. 端末を開き、SSHを使用して Access Gateway管理者コンソールssh oag-mgmt@gw-admin.<domain.tld>)に接続します。
  2. 4を入力 - モニタリング。
  3. 2を入力 - デバッグを有効にする。
  4. 1を入力 - ログをモニタリングする。これによって、実行中のすべてのログメッセージの表示がスタートします。

Access Gateway管理者UIコンソールのコンソールに戻ります。アプリケーションをテストし、実行中のログの結果を確認することができます。ログの表示を終了するには[ctrl][c]を使用します。

使用可能なコマンドのリストが含まれるモニタリングに関するさらなる詳細については、モニタリングをご参照ください。

ログメッセージは、デバッグロギングレベルで迅速に生成されます。ログの確認が終了したらデバッグロギングは常に無効にします。

デバッグロギングを無効にしないと、ログファイルが急速に拡張し、ストレージスペースの不足によるエラーが発生する可能性があります。

シミュレーションテスト

ヘッダーおよびポリシーのシミュレーションテストでは、アプリケーションの保護対象Webリソースフィールドが一時的に置き換えられ、さまざまなターゲットURLがテストされ、ヘッダーおよびポリシーが予想どおりの結果を返しているかどうかを評価します。

ヘッダーおよびポリシーのシミュレーションを使用してアプリケーションをテストする方法:

  1. シミュレーションテスト用アプリケーションを構成するに記述したとおり、ヘッダーまたはポリシーのシミュレーションテスト用にアプリケーションを構成します。
  2. 管理インスタンスAccess Gateway 管理者コンソールに接続します。

    詳細については、「アプリケーションのトラブルシューティング」の「モニタリング」セクションを参照してください。

  3. [Applications(アプリケーション)]タブを選択します。
  4. アプリケーションが含まれる行で、[Goto application(アプリケーションに移動)][SP Initiated(SP開始)]をクリックします。
  5. 返されたヘッダーまたはポリシー情報を確認します。
  6. それぞれの保護済みURIに対して繰り返します。
  7. 終了したら、デバックを無効にするセクションに記述したとおりデバッグを無効にします。

アプリケーションテストの終了

必要に応じてアプリケーションテストを終了します。

  1. アプリケーションタブを開き、アプリケーションが含まれる行で[Goto application(アプリケーションに移動)][SP Initiated(SP開始)]をクリックします。
  2. [Goto application(アプリケーションに移動)][IDP Initiated(IDP開始)]を使ってテストを繰り返します。
  3. 各専用ポリシーURIを使ってテストを繰り返します。
  4. 必要に応じて、デバッグを無効にします

必要に応じてアプリケーションテストを終了します。

デバックを無効にする

コマンドラインのデバッグステートメントを表示する場合:

  1. Access Gateway管理者コンソールに戻ります。
  2. ログの表示を終了するには[ctrl][c]を入力します。
  3. 3を入力 - デバッグを無効にする。
  4. コマンドラインコンソールを終了します

アプリケーションデバッグが有効の場合:

  1. Access Gateway管理者UIコンソールに戻ります。
  2. テスト中のアプリケーションに移動します
  3. 設定サブタブを展開します。
  4. 基本情報サブタブを展開します。
  5. [Protected Web Resource(保護対象Webリソース)]フィールドを元の値に返します。
  6. 詳細設定サブタブを展開します。
  7. [Debug(デバッグ)]トグルを [Disable(無効にする)]に設定します。
  8. 変更を保存します。