Okta VerifyをWindowsデバイスにデプロイする
コマンドを実行する、またはデバイス管理(MDM)ソリューションを利用することで、WindowsエンドポイントにOkta Verifyをデプロイできます。
また、ユーザーは自分のデバイスにOkta Verifyアプリをインストールすることもできます。ユーザー向けのインストール手順については、「WindowsデバイスでOkta Verifyを開始する」を参照してください。
始める前に
Okta VerifyをWindowsデバイスにデプロイするときに、次の通知またはプロンプトがユーザーに表示されることがあります。
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エンドユーザーライセンス契約(EULA)とクラッシュレポートの通知:
モバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェアまたはMicrosoft Endpoint Manager(MEM)を使用してOkta Verifyをデプロイする場合、ユーザーにはEULAもクラッシュレポート通知も表示されません。ユーザーはOkta Verifyをアンインストールしてから再インストールする必要があります。再インストール中に通知が表示されます。
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ユーザーアカウントコントロール(UAC)プロンプト:
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MEMソフトウェアを使用してOkta Verifyをデプロイする場合、UACの同意および資格情報のプロンプトがユーザーに表示されます。
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MDMソフトウェアを使用する場合、UACプロンプトはユーザーに表示されません。
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Okta Verifyをコマンドラインでインストールする
次のコマンドを実行してOkta Verifyインストーラーを起動します。
OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe <option1Name>=<option1Value> <option2Name>=<option2Value>...
構成オプションと値を渡してOkta Verify機能を有効化することができます。「Windowsデバイス向けのOkta Verifyの構成」を参照してください。
MDMソリューションを使ってアプリをデプロイする前に、構成を評価するために特定のオプションと値を指定してOkta Verifyをローカルにインストールします。
Microsoft Intuneを使用してOkta Verifyをデプロイする
Okta Verifyインストーラーを静音モードで実行するには、バージョン4.0.2以降で/qを使用します。それ以前のバージョンでは、/q2を使用します。
Intuneを使用してOkta Verifyを基幹業務(LOB)アプリではなくWin32アプリとしてデプロイします。
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アップロードできるようにOkta Verifyを準備します。
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Okta Admin Consoleで に移動し、Windows用のOkta Verify(.exe)をダウンロードします。
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Okta Verifyを.intunewin形式に変換します。「Win32アプリコンテンツをアップロードできるよう準備する」を参照してください。
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Okta Verifyデプロイメントを追加、割り当て、モニターします。「Microsoft IntuneでWin32アプリを追加、割り当て、モニターする」を参照してください。
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Microsoft Endpoint Manager管理者センターに移動します。
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に移動します。
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[Select app type(アプリタイプを選択)]ペインの[Other(その他)]アプリタイプで、[Windows app (Win32)(Windowsアプリ(Win32))]を選択します。
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[Select(選択)]をクリックします。
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[Add app(アプリを追加)]ペインで、[Select app package file(アプリパッケージファイルを選択)]をクリックします。
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参照ボタンをクリックし、.intunewin拡張子の付いたOkta Verifyのインストールファイルを選択します。例:OktaVerifySetupx.x.x.x-yyyyyyy.intunewin。
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[OK]をクリックします。
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[App information(アプリ情報)]ページで、アプリの詳細を追加します。
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[Program(プログラム)]ページで、アプリのインストールコマンドと削除コマンドを構成します。
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[Install command(インストールコマンド)]:「OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe /q OrgUrl=https://{org}.org.com」を入力します。対応可能な構成はほかにもあります。「Windowsデバイス向けのOkta Verifyの構成」を参照してください。
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[Uninstall command(アンインストールコマンド)]:「OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe /uninstall /q」を入力します。
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[Install behavior(インストールの動作)]:デフォルト設定の[System(システム)]を使用します。
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[Device restart behavior(デバイスの再起動の動作)]:
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[Next(次へ)]をクリックします。
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[Requirements(要件)]ページで、アプリがインストールされる前にデバイスが満たさなければならない要件を指定し、[Next(次へ)]をクリックします。
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[Operating system architecture(オペレーティングシステムのアーキテクチャ)]:アプリをインストールするために必要なアーキテクチャを選択します。
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[Minimum operating system(最小オペレーティングシステム)]:[Windows 10 1709]を選択します。
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[Detection rules(検出ルール)]ページで、アプリの存在を検出するルールを構成して[Next(次へ)]をクリックします。複数のルールを追加できます。
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[Rules format(ルールの形式)]:[Manually configure detection rule(検出ルールを手動で構成)]を選択します。
[Add(追加)]をクリックし、次の情報を[Detection rule(検出ルール)]ページに入力して[OK]をクリックします。
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[Path(パス)]:C:\Program Files\Okta\Okta Verify
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[File or folder(ファイルまたはフォルダー)]:OktaVerify.exe
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[Detection method(検出方法)]:[File or folder exists(ファイルまたはフォルダーが存在する)]を選択します。
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[Associated with a 32-bit app on 64-bit clients(64ビットクライアントで32ビットアプリに関連付けられる)]:デフォルト値の[No(いいえ)]のままにします。
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[Dependencies(依存関係)]ページで、デフォルト値のままにして[Next(次へ)]をクリックします。
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[Supersedence (preview)(置き換え(プレビュー))]ページをスキップします。[Next(次へ)]をクリックします。
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[Review + create(レビューと作成)]ページで、入力した内容をレビューします。アプリ情報を正しく構成したことを確認します。
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[Create(作成)]をクリックしてアプリをIntuneに追加します。
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MEMソフトウェアを使用してOkta Verifyをデプロイする
インストールはシステムレベルで行われます。ユーザーベースのインストールはサポートされせん。
- Okta VerifyセットアップファイルをMEMサーバーにコピーします。
- Configuration Managerコンソールで、 に移動します。
- [Home(ホーム)]タブの[Create(作成)]グループで、[Create Application(アプリケーションを作成)]を選択します。
- [Create Application Wizard(アプリケーションの作成ウィザード)]の[General(一般)]ページで、[Automatically detect information about this application from installation files(このアプリケーションの情報をインストールファイルから自動的に検出する)]を選択します。次の情報を指定します。
- [Type(タイプ)]:[Windows Installer(Windowsインストーラー)](*.exe)を選択します。
- [Locations(場所)]:Okta Verifyセットアップファイルを参照します。
- [Next(次へ)]をクリックします。
- 画面のプロンプトの指示に従います。
- [General information(一般情報)]ページでアプリの詳細を入力し、Configuration Managerコンソールでアプリの並べ替えと検索ができるようにします。
- [Name(名前)]:名前を入力します。
- [Installation program(インストールプログラム)]:次のフラグオプションのいずれかを使用して、インストールプログラムを指定します。
- インストーラーフラグを指定しません。
OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe /q
- インストーラーフラグを指定します。次の例では、角括弧(「[」と「]」)はオプションのパラメーターを示しています。フラグと値のオプションについては、「Windowsデバイス向けのOkta Verifyの構成」を参照してください。
OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe -q [<Flag_1>=<Value_1>] [<Flag_2>=<Value_2>] [...]
例:OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe -q OrgUrl=https://ORGNAME.oktapreview.com
- インストーラーフラグを指定しません。
- [Next(次へ)]をクリックします。
- [Summary(概要)]ページで、設定を確認し、ウィザードを完了します。
- [Applications(アプリケーション)]リストの中央ペインでアプリを右クリックし、[Deploy(デプロイ)]を選択します。
- デプロイウィザードのプロンプトの指示に従います。
Okta Verifyがプロキシ対応環境で動作するように構成する
Okta Verifyをプロキシ対応環境にデプロイする場合、自動更新を許可するための追加の構成手順が必要です。
環境に応じて、ProxyURLまたはProxyPacLocation引数を使用して、インストール中にプロキシ設定を構成できます。また、自動アップデートを許可するようにOkta Verifyを構成することもできます。
プロキシサーバーの場合、以下のパラメーターを入力します。
OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exeProxyURL=https://proxy.sample.com:3888
プロキシの自動構成には、OktaVerifySetup-x.x.x.x-yyyyyyy.exe ProxyPacLocation=<pac-file-location>を使用します。