実行履歴の確認

Oktaでは、過去30日間のフロー実行の履歴が保持されます。この履歴は、フローが実行されるたびにフローを通過するデータをすべて保存することで強化できます。

新規のフローでは、[Save flow(フローの保存)]ダイアログで[Save all data that passes through the flow(フローを通過するすべてのデータを保存)]オプションを有効にします。

既存のフローでは、ナビゲーションバーのフロー状態ボタンを使ってデータ保存機能をオンにします。

  1. フロー状態のドロップダウンをクリックしてフローオプションを開きます。

    フロー状態ドロップダウンの、フローを通過するすべてのデータを保存するオプションを示す画像。

  2. [Save all data that passes through the flow(フローを通過するすべてのデータを保存する)]オプションを有効にします。

    フロー状態ボタンの表示が[Saving data(データを保存)]に変わります。

既存フローでデータの保存を停止するには、次の手順を完了します。

  1. フロー状態のドロップダウンをクリックしてフローオプションを開きます。

  2. [Save all data that passes through the flow(フローを通過するすべてのデータを保存する)]オプションを無効にします。

    フロー状態ボタンの表示が[Clear all saved data(データを保存しない)]に変わります。

実行履歴から保存済みデータを消去する方法については、「保存済みのすべてのデータを消去する」を参照してください。

実行履歴を表示する

オンにしたフローを直ちにトリガーすると、実行履歴にレコードが表示されない場合があります。1分待ってから[Execution History(実行履歴)]ページを開き直してください。

データ保存機能が有効な場合、任意の結果を選択してその完全な履歴を表示できます。

  • フローのステータス、開始時刻、実行時間、レイテンシーの詳細。「実行履歴の詳細の表示」を参照してください。

  • メインページの入出力フィールドには、フローの実行中に返された値が表示されます。

  • 別のアプリケーションの呼び出しによって未加工のエラーコンテンツが出力された場合、デバッグのためにその情報も含まれます。

  • 正しく実行されたカードには、緑のチェックマークとカードの正常実行に要した時間が表示されます。

  • フローが停止または失敗すると、無効なデータが含まれるカードにはエラーのマークが付けられます。

[Execution History(実行履歴)]ペインを折りたたんでメインページのスペースを広げることもできます。

検索フィルター

単一フローのすべての実行履歴を対象に、フルテキスト検索を行うことができます。カードを通過したデータ、返されたエラーテキスト、カード名、入出力ラベルを検索できます。

Okta Workflowsでは、次の特殊文字がサポートされます。

特殊文字 動作 一致の例 備考
+ AND演算子として機能します Workflows + Okta Workflows is an amazing product at Okta フレーズ内で引用符で囲まれていないスペースは、AND検索とみなされます。
| OR演算子として機能します Workflows | Okta

Workflows is an amazing product

Or

Okta makes identity easy

* ワイルドカード文字として機能します Workfl* Workflows *を使用しない限り、部分一致は結果に含まれません。
"" 複数の単語を厳密なフレーズとして囲みます "I love Workflows" I love Workflows
() 優先順位のために句を囲みます (Okta | Workflows) + love

I love Okta

Or

I love Workflows

~n 単語の後に使用することで、検索のあいまいさを設定します Warkflews~n Workflows このnは、正の整数です。
- 用語を否定します Workflows -Okta

I love Workflows

ただし、次は該当しない:

I love Okta Workflows

実行ステータスフィルター

実行履歴を使用すると、実行ステータスに基づいて検索結果をフィルタリングすることもできます。

ステータス 備考
All(すべて) ステータスを問わずにすべての結果を表示します。これはデフォルトのオプションです。
Error(エラー) エラーとなって正常に完了しなかったフロー。
Success(成功) 正常に完了したフロー。
In Progress(進行中) 未完了のフロー。
Throttled(スロットル) 実行中にスロットルされたフロー。「実行制限」を参照してください。

Canceled(キャンセル)

キャンセルされたフロー。「フローの実行をキャンセルする」を参照してください。

日付または時刻範囲フィルター

日時のフィルターを使って結果を単一の時間帯にフィルタリングすることもできます。[Execution History(実行履歴)]ページの右側のパネルにあるカレンダーアイコンをクリックします。

[From(開始)]および[To(終了)]フィールドを使ってクエリの日時範囲を設定します。デフォルトでは、現在の日付までのすべての実行が表示されます。

入力フィールドの横の[X]をクリックすると、フィルターをリセットできます。

関連項目

フローデータを保存する

概要

フローの実行