Workflowsのエラーメッセージ

フロー内で発生するエラーは、その原因となったイベントカード、アクションカード、関数カードによって異なります。エラーが発生する原因は、複数考えられます。

エラーメッセージの参照

次の2つの方法のいずれかで、フローのエラーメッセージを読み取ることができます。

  1. カードのテスト:エラーが発生しているカードの[Test this card(このカードのテスト)]アイコンをクリックし、ダイアログの[Test(テスト)]をクリックします。

    次の図は、BoxコネクターのSearch Usersアクションカードに関する単純なエラーメッセージを示しています。

  2. 実行履歴:フローの[実行履歴]ページでは、カード履歴にエラーメッセージが表示されます。

一部のエラーには、エラーが発生したサードパーティーのコネクターから返されるより詳細なメッセージが含まれる場合があります。

APIエラー

Workflows Designer内に表示されるエラー以外に、アクションおよびイベントカードの出力に対して返されるAPIメッセージもあります。たとえば、次のカードは出力としてHTTPステータスコードを持っており、カードの実行に失敗した場合はAPIエラーメッセージが格納されます。

配列インデックスの限度超過

このエラーは、アクションカードによる検索が失敗すると発生します。たとえば、このエラーは、Google Workspace AdminコネクターのRead Userアクションカード実行時にユーザーを見つけられない場合に発生することがあります。

このエラーは、フロー内のリストの処理中に無効なインデックス値を指定した場合に発生することもあります。たとえば、5項目のリストで値6を指定してAt関数カードを実行すると、このエラーが発生します。

キャッシュ エラー

このフロー実行エラーは、サーバーがデプロイ後の再起動中にフローが実行されたとき発生する可能性があります。たとえば、Read Tableカードを持つフローがデプロイ中に実行されると、「不変Ihs値が無効または存在しません」というエラーメッセージを返すことがあります。アクティブフローでこのエラーが発生した場合、再起動する必要があります。

無効な型変換

このエラーは、アクションまたは関数カードが特定の型の入力を想定しているにもかかわらず、変換できない別の型の入力を受信した場合に発生します。たとえば、True/False Compare関数カードの整数の入力フィールドが予期しないオブジェクト型を受信した場合、ブール比較が実行されず、エラーが返されます。

メソッドのタイムアウトの超過

イベントカード、アクションカード、または関数カードが演算を実行しようしとしたにもかかわらず、タイムアウト値を超過する前に応答を受信できなかった場合に、このエラーが発生します。各カードには、内部タイムアウトが設定されており、このタイムアウト値では、演算の試行を停止するまでの秒数が指定されます。

関連項目

フローにおけるカードのエラー処理の設定

Workflowsの既知の問題