If Error

フローを停止せずエラーを処理するため、別のアクションを指定します。

If Error関数は、フローのコンテナーとして表示され、以下を指定できます。

  • Try:1つ以上のアクションや関数を実行します。

  • If Error::[Try]セクションのいずれかのステップでエラーが発生した場合に実行する代替アクションや機能を指定します。

  • Outputs(出力)(オプション):出力フィールドで、フローの以後のステップで使用できます。それぞれの出力に割り当てられる値は、エラーが発生したかどうかによって異なります。

ドロップダウンを使用して、TryステップとIf Errorステップを切り替えます。

Try

新しいIf Errorコンテナーをフローに追加する時は、まず[Try]セクションでステップを定義する必要があります。これは、実行すべき1つ以上のアクションや関数です。このコンテナーに、フローの場合と同様にカードを追加します。

フローに存在するステップの組にエラー処理を追加するには、Tryブロックに含めるカードの右側にIf Errorブロックを挿入し、それらのカードを最も右側のものから1つずつ順にドラッグして組み込みます。

手動でエラーを修正する前にフローのステップを自動的に再試行するには、「フローにおけるカードのエラー処理の設定」を参照してください。

If Error

If Errorブロックには、エラーを処理するためのステップが含まれます。フローの他の場所と同様に、アクションや関数を挿入します。

エラーオブジェクトが各If Errorブックに追加されます。このオブジェクトには、Tryブロック内のエラーの詳細が含まれており、結果としてIf Errorブロックに切り替わります。これには、次のものが含まれます。

  • message:エラーメッセージのテキスト(ある場合)。

  • code:エラーコード(500など)。

  • method:エラーが起こった場所のステップのID

  • flo:フローのID。

  • execution:フローの特定の実行のID。エラー処理のステップでは、これらの値を使用できます。たとえば、エラーの詳細をメールで送信する、または予期されるエラーかどうかに応じて処理を行うかどうかを決定するなどを行えます。

ReturnカードとContiune Ifカードは通常はフローを終了しますが、TryまたはIf Errorブロック内では動作が異なります。TryIf Errorのブロックは、匿名のヘルパーフローと考えることができます。ヘルパーフローを呼び出したときと同様に、Returnを使用すると親に戻ります。このため、TryまたはIf Errorブロック内でReturnまたはContinue-If(falseの場合)を使用すると、If Errorコンテナーの直後のステップに実行が進みます。フローを継続せず停止するには、Return ErrorReturn Error Ifを使用するか、またはContinue-IfをIf Errorの外側で使用します。

出力(オプション)

If Errorの前に実行されるカードから、TryまたはIf Errorブロックの中に出力をドラッグできますが、TryまたはIf Errorブロックの中から、If Errorの後に実行されるカードに出力をドラッグすることはできません。これは、TryIf Error内のステップは必ず実行されるとは限らないためです。この問題を回避するには、オプションのOutputs機能を使用します。

  1. Outputsにアクセスするには、If Errorコンテナーの右上にある[View Outputs(出力の表示)]をクリックします。これにより、TryブロックとIf Errorブロックの右側にペインが開きます。

  2. クリックして新しい出力を追加します。名前を入力し、型を選択します。2つの入力が各出力の下に表示されます。

  3. 出力をTryブロックから2つの入力フィールドのいずれかにドラッグします。これはエラーが発生しない場合です。

  4. 出力をIf Errorブロックからもう一方の入力フィールドにドラッグします。これはエラーが発生した場合です。

このペインの出力は、フローの以後のステップにマップできます。

関連項目

Workflowsの関数

Workflows要素