Upload Attachment(添付ファイルのアップロード)

ServiceNowインスタンスに添付ファイルをアップロードします。

入力

フィールド 定義 タイプ 必須

ファイル

File Content(ファイルコンテンツ)

添付ファイルのコンテンツ。

ファイル

TRUE

File Name(ファイル名)

添付ファイルに付ける名前。

ファイル名に空白文字を使用することはできません。

Microsoft Officeファイルの場合、ファイル名の拡張子を指定します(例:.docx)。

テキスト

TRUE

Table Name(テーブル名)

ファイルを添付したいテーブルの名前。

テキスト

TRUE

Table System ID(テーブルのシステムID)

ファイルの添付先として指定したテーブルの、レコードのSys_id値

テキスト

TRUE

ファイルの最小サイズは1バイトで、ServiceNowの添付ファイルの最大サイズは1024 MBです。

出力

フィールド 定義 タイプ

添付ファイル

System ID(システムID)

添付ファイルのSys_id値。通常、インシデントのURLにはこの値が含まれます。たとえば、URLがhttps://instance.service-now.com/api/now/attachment/615ea769c0a80166001cf5f2367302f5であれば、sys_id

値は615ea769c0a80166001cf5f2367302f5となります。

テキスト

Size(サイズ)

添付ファイルのサイズ(バイト単位)。

数値

Name(名前)

添付ファイルの名前。

テキスト

Content Type(コンテンツタイプ)

添付ファイルのメタデータのコンテンツタイプで、マルチパートのアップロードではメッセージ本文に含まれます。

テキスト

Table Name(テーブル名)

ファイルを添付したいテーブルの名前。

テキスト

Table System ID(テーブルのシステムID)

ファイルの添付先として指定したテーブルの、レコードのSys_id値

テキスト

State(状態)

添付ファイルをアップロードした先のインシデントの状態。

テキスト

Hash(ハッシュ)

添付ファイルの128ビット(16バイト)のハッシュ値で、32桁の16進数値で表されます。

テキスト

Created Date Time(作成日時)

添付ファイルがアップロードされた日時。例:2019-05-21 04:12:21

日時

Updated Date Time(更新日時)

添付ファイルが最後に更新された日時。例:2019-06-15 09:05:43

日時

Upload Attachmentカードの代表的なユースケース

Upload Attachmentカードをフローで正しく使用するには、次の手順を実行します。

  1. ServiceNowインスタンスでインシデントを作成します。

  2. ファイルの添付先テーブルのシステムIDを特定します。

  3. Upload Attachmentカードで、ServiceNowインシデントに添付するファイルをWorkflowsファイルシステムから[File Content(ファイルコンテンツ)]フィールドにマッピングします。

  4. [ファイル名(File Name)]フィールドに名前を割り当てます。

  5. [テーブル名(Table Name)]フィールドに「Incident」と入力します。

  6. [Table System ID(テーブルのシステムID)]フィールドにServiceNowテーブルのシステムIDを入力します。

指定したファイルが、添付ファイルとしてServiceNowインシデントにアップロードされます。

存在しない値を[テーブル名(Table Name)]フィールドに入力すると、次の動作が生じます。

  • sys_attachmentテーブルにレコードが作成されます。

  • incidentテーブルに新規インシデントが作成されます。

ServiceNowの設定

ServiceNowインスタンスでは、次の設定によってUpload Attachmentカードのパフォーマンスが制限されることがあります。

  • [REST Attachment API request timeout(REST Attachment APIリクエストのタイムアウト)]:この設定を見つけるには、trasaction quota(トランザクションクォータ)を検索します。タイムアウト値の設定が短すぎる場合、APIがタイムアウトエラーを返すことがあります。

  • [Maximum file attachment size in megabytes(添付ファイルの最大サイズ(MB))]attachment limits(添付ファイルの制限)を検索します。通常、デフォルトの制限は1024 MBです。この設定は変更できますが、Workflowsファイルシステムではファイルサイズを2 GBより大きくすることはできません。「Workflowsのシステム制限」を参照してください。

関連項目

ServiceNowコネクター

Workflows要素

ServiceNowコネクターに関するガイダンス

ServiceNow APIリファレンス