キャンペーンを作成する

キャンペーンを作成して、リソースへのユーザーアクセスと、関連付けられているエンタイトルメント(標準およびカスタム管理者ロールを含む)を定期的にレビューします。

ベストプラクティス

  • Okta管理者ロールの管理機能を有効にしたときは、ユーザーの管理者ロール割り当てのレビューにリソースキャンペーンを使用できます。

    Okta管理者ロールの管理機能は、Okta Identity Governanceをサブスクライブしている方向けには公開されています。サブスクライブしていない場合、orgの適格性によってはOkta管理者ロールの管理機能を利用できない可能性があります。詳細については、アカウントエグゼクティブまたはカスタマーサクセスマネージャーまでお問い合わせください。

  • わかりやすいキャンペーン名を選択してください。キャンペーン名はレビュアーに表示されます。
  • キャンペーンの説明には、レビュアーがキャンペーンの目的を理解する上で役立つ情報を含めます。たとえば、ユーザーのSalesforce権限を確認するキャンペーンをセットアップした場合、それをキャンペーンの説明として追加して、レビュアーにコンテキストを提供できます。
  • キャンペーンに関連付けられたリソースがOktaに存在し、非アクティブ化または削除されていないことを確認してください。
  • 既知の問題と制限事項に留意してください。
  • 繰り返しキャンペーンに関する考慮事項」を参照してください。
  • 選択した最終レビュアーがOktaでアクティブになっていることを確認します。
  • レビュアータイプとしてManager(マネージャー)を使用するには、managerIdユーザー属性がユーザーのマネージャーのOktaユーザー名またはメールアドレスに設定されていることを確認します。設定されていない場合は、キャンペーンはマネージャーの特定に失敗し、レビューは最終レビュアーに割り当てられます。
  • キャンペーンでアプリのエンタイトルメントをレビューする場合は、アプリに対してGovernance Engineを有効にしたこと、およびエンタイトルメントを作成したことを確認します。「エンタイトルメント管理を開始する」を参照してください。
  • Group Owner(グループ所有者)のレビュアータイプを使用するには、Oktaにグループ所有者が構成されていることを確認します。「Oktaグループ所有者を構成する」を参照してください。

  • 重要なリソースに対する自分自身のアクセスをユーザーがレビューおよび承認しないように、レビュアーを定義する際に[Disable self-review(セルフレビューを無効にする)]チェックボックスを選択します。

  • マルチレベルレビューが設定されたキャンペーンでは、次の事項を考慮してください。

    • 1つのキャンペーンに2レベルのレビューをセットアップできます。

    • 第2レベルのレビュアーにレビューアイテムが送信されるのは、第1レベルのレビュアーがそれを承認または取り消した後のみとなります。キャンペーンの進捗を妨害しないためには、第1レベルのレビュアーが予定どおりにレビューアイテムの決定を下すことが重要です。

    • 第2レベルのレビュアーは、レビューアイテムに関する第1レベルのレビュアーの決定とその理由を表示できます。

    • 最終レビュアーは、キャンペーンの構成によって異なります。

    • キャンペーン向けに構成する修復オプションは、最終レビュアーが下した決定に適用されます。「修復設定」を参照してください。

開始する前に

  • 必ずスーパー管理者またはアクセス認定管理者としてサインインします。

  • 管理者ロールを管理するためのキャンペーンを作成するときは、スーパー管理者としてサインインし、機能が有効化されていることを確認します。また、「管理者ロールを管理するためのキャンペーンを作成する」というトピックに記載されいる考慮事項もお読みください。

  • Okta Expression Languageを使って特定レルムからのユーザーが含まれるようにキャンペーンを制限するときは、レルム機能が有効化されていることを確認します。

このタスクを開始する

  1. Admin Console[Identity Governance(IDガバナンス)][Access Certifications(アクセス認定)]に移動します。
  2. [Create campaign(キャンペーンを作成)]をクリックします。

  3. [Create campaign(キャンペーンを作成)]ドロップダウンメニューからキャンペーンタイプを選択します。

    • [Resource campaign(リソースキャンペーン)]:リソースキャンペーンはキャンペーンのリソーススコープの設定に重点を置いているため、それらのリソースにアクセスできるすべてのユーザーを確認できます。このキャンペーンタイプは、機密リソースへのアクセスを確認し、コンプライアンス要件を満たす上で役立ちます。特にユーザーの管理者ロール割り当てをレビューするときは、このキャンペーンタイプを使用します。

    • [User campaign(ユーザーキャンペーン)]:ユーザーキャンペーンはキャンペーンのユーザー範囲の定義に重点を置いているため、これらのユーザーに割り当てられたすべてのリソースを包括的に確認できます。このキャンペーンタイプは、部門、ロール、プロジェクトの変更などの特定のイベントが発生した場合に、リソースへのユーザーのアクセスを確認する上で役立ちます。

      ユーザーの管理者ロール割り当ては、確認のためにユーザーキャンペーンには含まれません。

  4. ウィザードで要件を構成します。[Users(ユーザー)]および[Resources(リソース)]ページの構成は、キャンペーンタイプによって異なります。

    リソースキャンペーン

    1. 一般設定

    2. リソース設定

    3. ユーザー設定

    4. レビュアー設定

    5. 修復設定

    ユーザーキャンペーン

    1. 一般設定

    2. ユーザー設定

    3. リソース設定

    4. レビュアー設定

    5. 修復設定

  5. 任意。レビュアーに役立つように、キャンペーンのコンテキスト情報を追加または変更します。「カスタマイズ可能なレビュアーコンテキスト」を参照してください。

  6. [Schedule campaign(キャンペーンの日程を設定)]をクリックします。

関連項目

キャンペーンウィザードのフィールド

Okta Expression Languageの例

アクティブなキャンペーンの進行状況を表示する

スケジュールされたキャンペーンを変更する

キャンペーンの終了日を変更する