証明書署名要求を使って証明書を作成する
証明書署名要求(CSR)には、Active Directoryドメイン内に下位認証局(CA)を作成するために必要な情報が含まれます。
チームは、Advanced Server AccessでCSRを作成し、Active Directoryドメインを使ってそれに署名する必要があります。署名済みの証明書は、Advanced Server Accessにアップロードして1つまたは複数のActive Directory接続と関連付けることができます。次の手順の一部は、特定のActive Directory環境に応じて異なる場合があります。
はじめに
- Active Directory証明書サービスをドメインのルートCAとしてインストールします。「認証局をインストールする」をご覧ください。
このタスクを開始する
- Advanced Server AccessでCSRを作成します。
- Advanced Server Accessのダッシュボードを開きます。
- ユーザーメニューの[Team Settings(チーム設定)]をクリックします。
- [Passwordless Certificates(パスワードなし証明書)]タブに移動します。
- をクリックします。
- [Create Certificate Signing Request(証明書署名要求を作成する)]ウィンドウで証明書の設定を構成します。
- [Create Certificate Signing Request(証明書署名要求を作成する)]をクリックします。
デバイスにCSRがダウンロードされます。このファイルをActive Directoryドメインコントローラーに移動します。
- Active Directory証明書サービス(CS)サーバーに証明書テンプレートを作成します。
- [Certification Authority(認証局)]を開きます。
- [Certificate Templates(証明書テンプレート)]を右クリックして[Manage(管理)]を選択します。[Certificate Templates Console(証明書テンプレートコンソール)]ウィンドウが表示されます。
- [Subordinate Certification Authority(下位認証局)]を右クリックして[Duplicate Template(テンプレートを複製する)]を選択します。プロパティウィンドウが表示されます。
- [General(一般)]タブの[Template Display Name(テンプレートの表示名)]に「ADPasswordless」と入力します。
- [Extensions(拡張)]タブで[Application Policy(アプリケーションポリシー)]を選択し、[Edit(編集)]をクリックします。[Edit Application Policies Extension(アプリケーションポリシー拡張を編集する)]ウィンドウが表示されます。
- [Add(追加)]をクリックします。[Add Application Policy(アプリケーションポリシーを追加する)]ウィンドウが表示されます。
- [Smart Card Logon(スマートカードログオン)]と[Client Authentication(クライアント認証)]を選択し、[OK]をクリックします。
- [Edit Application Policies Extension(アプリケーションポリシー拡張を編集する)]ウィンドウの[OK]をクリックします。
- 証明書を発行します。
- [Certification Authority(認証局)]に戻ります。
- [Certificate Templates(証明書テンプレート)]を右クリックして に移動します。
- [Enable Certificate Templates(証明書テンプレートを有効化する)]ウィンドウで、作成した証明書テンプレートを選択し、[OK]をクリックします。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます。
- CSRを保存したディレクトリに移動して次のコマンドを入力します。
certreq -attrib "CertificateTemplate:ADPasswordless" -submit "YOUR_TEAM_CSR" "YOUR_SAVED_CERT"
- 確認ウィンドウで関連するCAを選択し、[OK]をクリックします。
Active Directory CSサーバーが証明書を発行し、証明書ファイルをBase-64エンコードで保存します。
- 証明書を[Trusted Root Certification Authorities(信頼されたルート認証局)]ストアにインポートします。
- 発行された証明書をダブルクリックします。
- 証明書ウィンドウの[Install Certificate(証明書をインストールする)]をクリックします。
- [Certificate Import Wizard(証明書インポートウィザード)]ウィンドウの[Next(次へ)]をクリックします。
- [Place all certificates in the following store(すべての証明書を次のストアに配置する)]を選択し、[Browse(参照)]をクリックします。
- 参照ウィンドウで[Trusted Root Certification Authorities(信頼されたルート認証局)]を選択し、[OK]をクリックします。
- [Next(次へ)]をクリックします。
- 情報を確認し、[Finish(終了)]をクリックします。
Active Directoryは証明書をインポートします。
- 証明書をActive Directoryにインポートします。
- コマンドプロンプトで、証明書を保存したディレクトリに移動します。
- 証明書をレジストリに追加します。
certutil -enterprise -addstore NTAuth SIGNED_CERT.crt
-
任意。このステップは、トラブルシューティング用途専用です。
-
NTAuthストアを表示します。
certutil -enterprise -viewstore NTAuth
-
NTAuthストアから証明書を削除します。
certutil -enterprise -viewdelstore NTAuth
-
- 署名済みの証明書をAdvanced Server Accessにアップロードします。
- Advanced Server Accessダッシュボードの[Passwordless Certificates(パスワードなし証明書)]タブに戻ります。
- 作成した証明書のレコードを確認します。
- >[Upload certificate(証明書をアップロード)]をクリックします。
- [証明書をアップロード]ウィンドウの[Browse files(ファイルを参照)]をクリックします。
- ファイルエクスプローラーウィンドウで、発行した証明書ファイルを特定します。
- 証明書アップロードウィンドウの[Upload(アップロード)]をクリックします。
証明書をアップロードすると、Advanced Server Accessは証明書ファイルの有効性をチェックします。証明書が有効であれば、チームは新しい、または既存のActive Directory接続に証明書を追加できます。ただし、チームは、グループポリシーを使って証明書をドメインコントローラーとメンバーサーバーに配布しなければなりません。