コネクタービルダーのフロータイプ
コネクタービルダーで構成要素として使用できるフローには主に3種類があります。
アクションフロー
ビジネス上のユースケースに対応したり、一般的なプロセスを自動化したりするには、アクションフローを使用して、サービスに対してエンドユーザーが「アクション」を実行するためのアクションカードを作成します。
これは、ユーザーがOkta Workflowsプラットフォームでフローを構築するために利用できる、コネクタービルダーで唯一のフロータイプです。コネクタービルダーでは、アクションフローを使ってCustom API Action、Create User(ユーザーの作成)、Search Files(ファイルの検索)などのアクションカードを作成します。
システムフロー
コネクタービルダーのもう1つのフロータイプは、コネクターの基盤とそのコネクターのアクションカードを形成するためのシステムフローです。システムフローはアクションに似ていますが、ユーザーには表示されず、プラットフォームのみによって使用されます。
authping
authpingフローは、そのようなシステムフローの1つです。authpingフローは、コネクターの接続をチェックします。特定のカードが接続され、外部のサードパーティサービスと通信していることを検証するために使用されます。
revoke
revokeもシステムフローの1つです。このフローを使用することで、接続のアクセストークンを失効させることができます。
トークンを失効させることで、Workflowsプラットフォームからトークンを削除した後もトークンがアクティブであり続けるのを回避できます。これにより、外部アプリケーションのサードパーティアクセスリストでWorkflowsに付与された権限を誰も表示できなくなります。
revokeフローを実装すると、ユーザーは[Connections(接続)]ページまたはそのコネクターに属するカードからアクセストークンを失効させることができます。
Webhookイベント
Webhookは、異なるオンラインサービスまたはアプリケーションどうしがリアルタイムに近いスピードで通信するための方法です。これにより、アプリケーションは特定のイベントの発生時に別のアプリケーションにデータを送信できます。このメカニズムは、プロセスを自動化し、継続的な手動介入の必要なしでさまざまなシステムの同期を保つためによく利用されます。
多くの場合、Webhookイベントフローには外部サービスをサブスクライブするための登録および登録解除イベントが含まれます。
Webhookの登録
Webhook登録は、システム間の接続を確立し、リアルタイム情報の交換を実現するプロセスです。Webhookの登録とは、基本的には、特定のイベントが発生したときにあるシステムが別のシステムにデータを送信する先となる場所を指定することです。
Webhookの登録解除
Webhookの登録解除は、以前に確立したWebhook接続を無効にするプロセスです。たとえば、特定のイベント通知を受信する必要がなくなった場合、別のエンドポイントに切り替える場合、またはWebhookを完全に廃止する場合に登録解除します。
ヘルパーフロー
アクションフロー、システムフローに加え、ヘルパーフローは、コネクタープロジェクト内の別のフローによって呼び出されるフローです。これは、データセットに対する反復処理、または承認などの共有タスクの実行など、さまざまな目的に利用できます。